沼隈文化財研究所

「温故知新」
文化財を通して歴史を振り返ってみよう。
文化財です。歴史です。

「お水取り」-奈良東大寺 二月堂(修二会)-

2006年04月27日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
      奈良東大寺 二月堂        二月堂 閼伽井屋 東大寺二月堂修二会 (お水取り)   東大寺の東側の丘陵上にある二月堂あたりを「上院」地区と呼ば   れ、東大寺大仏や大仏殿よりも古い歴史をもっている。   「上院」地区には、東大寺の前身である金鐘寺(こんしゅじ)が 早くから存在していた。   金鐘寺は、神亀五年(728)に生後僅か一年で亡くなった 聖武天皇の . . . 本文を読む

「磐台寺観音堂 保存修理工事概要」

2006年04月27日 | 講演会情報
   (保存修理なった磐台寺観音堂)   (磐台寺観音堂 遠景) 「磐台寺観音堂 保存修理工事概要」 「沼隈郷土文化研究友の会」総会後の事業として、 「磐台寺観音堂 保存修理工事概要」について、 (財)文化財建造物保存技術協会の   佐藤 武王(さとう たけお)主任から講演を頂いた。     ☆ 磐台寺観音堂(通称:阿伏兎の観音さん)は、暦応年間からの歴   史を持つと伝えられて . . . 本文を読む

「備後光照寺」-沼隈町の文化財(3)-

2006年04月27日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
   浄土真宗が中国地方に展開していく拠点となった備後光照   寺について、建築物と絵画に目を向け、二回に分けて紹介し   ていく。         光照寺山門(こうしょうじさんもん)  昭和63年(1988)12月26日広島県文化財指定    光照寺は、健保四年(1216)明光上人が開いたと伝   え、浄土真宗寺院としては西国において最初に開基され、以   来西国における総本山格と . . . 本文を読む

「磐台寺観音堂」-沼隈町の文化財(2)-

2006年04月27日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
      磐台寺観音堂 「磐台寺観音堂」と言われてもピーンと来ない方も大勢居ると思うが「阿伏兎の観音さん」と言えばほとんどの方が「アッー」と言われる程知られている。  今回は、「磐台寺観音堂」と「客殿(本堂)」を取り上げ紹介する。    「磐台寺観音堂」(ばんだいじかんのんどう)は昭和31年6月28日、国の重要文化財に「客殿(本堂)」は昭和37年3月29日に広島県の重要文化財 . . . 本文を読む

「草深の唐樋門」-沼隈町の文化財(1)-

2006年04月27日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 「草深の唐樋門」は、昭和55年に広島県史跡(産業遺跡)として、  指定されている。この唐樋門は、  江戸時代の寛文年間(1661~1672)に磯新涯(干拓地)約50ha  が現在で言う所の土地造成により、構築された。  このような、土地造成は、江戸時代、特に水野福山藩時代には数多  く造成されていった。  この「唐樋門」は、海水の浸入を防ぐために、満潮時には、樋門を閉めて、干潮時には、樋門を開 . . . 本文を読む