日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

秋草花模様の掛物

2018-05-30 21:44:35 | 日本刺繍作品
今日は久しぶりに雨
しとしと静かに降り、お昼過ぎにはその雨も上がってしまいました
今日の水曜日は5月の5週め!お教室もなくボーッと過ごしました

明日からは・・
木曜日・PC教室
金曜日・6月から開講した教室の初日
土曜日・筥迫講習会で東京へ日帰り
バタバタした日が続きます




静かな一日
箪笥の中の整理をしていたら懐かしい作品を発見


この作品は・・・
紬地の帯でした

私が紅会で日本刺繍を習っている時
教材で仕上げた作品です

帯に仕上げないままになっていたので
掛け軸にしようと表具やさんにお願いしたら、掛け軸のようなタペストリーのような素敵な作品になりました

随分前のお話ですが・・















綺麗な色が出ませんが、この色が近いかな~~

























紅会で発刊された「日本刺繍」の本にも発表されている文様です
私達のクラスはこの作品が教材でした

この作品から少し過ぎて、私は金沢に帰ってきました
30年以上も前のお話







上下の軸の部分

ここに金沢蒔絵を使って下さった表具屋さんのセンスに感服



今の季節に、秋草花文様??

今日箪笥の中を整理しなかったら当分日の目を見なかったわ~~

これも何かのご縁と思って




















牡丹の花・紫陽花の花

2018-05-22 21:13:19 | 日本刺繍作品
金沢は五月晴れ
爽やかな日が続いています(少々暑いかな~)

ブログ更新遅れ気味
これと言って、新しい作品も出来上がっていないのですが・・




牡丹の季節、終わったけど・・・

この作品は
「菅引き」というぬい方でぬっています
花びらの先を強く、中心に向かって透け感を表現しています


優しい牡丹の出来上がり















これから梅雨に入って嫌だな~と思うけど、「あじさい」を眺めて、ホットひと息つきましょう







 
どうでもいい話

昨日は2か月に一度の通院の日
お薬もらいに行きました

この日だけは主人と仲良く(笑)一緒です




行きはタクシーで・・・帰りは街の中央まで直通バスで移動し、ランチして、夕飯の買い物して帰宅するのが、免許返納してからの習慣になっています




昨日の病院の帰りは、とても爽やかで気持ちのいい日でした

デパ地下でランチの後、目の前から出発している『金沢ふらっとバス・長町ルート』に乗り、ぐるりとひと回りして、料金100円



くねくねと細い道に入ってお客さんを拾ってくれる小さなバス!
一周乗ってみると、私達夫婦のような年配の人が多く利用しているようです

人間模様がとても楽しかった

二人で200円の、食後のレジャーでした






























刺繍筥迫 『桜散らし』 仕立ての出来上がり~

2018-05-14 19:50:06 | 筥迫&筥

暖かい日が続いています
今週、新しい教室の体験教室があるので
気分はブルーです




やっと出来上がりました

刺繍を施した布で、筥迫を仕立てるのが初めてなので、失敗しても泣かないようにと~(笑)~
簡単な刺繍です
只、帯地に挑戦です


厚地は難しいと教えられていたのですが ”練習” ”練習” と自分に言い聞かせて実行・・・・・









被せ下
















・・なんと申しましょうか・・・
要所、要所がキッチリ仕上がらないのです

「技」とは程遠く、型を組み立てただけになってしまった













色の合う裏地が無かったので、スカーフを使用!

色は好き
だったのですが、布地が薄すぎた










何はともあれ「仕立て」第1号の筥迫
の出来上がりでございます~~














おまけ

昨日は母の日でした

主婦の役目も、母の役目も放ったらかしで、好きな事ばかりしているのに・・


娘よ!ありがとう!
今あるのは家族のおかげですよ











江戸型筥迫 『光琳かきつばた』

2018-05-07 12:47:42 | 筥迫&筥
ゴールデンウィークも何事もなく無事終わりました
(老夫婦には、何事もないという事がとても大事

街中、祭り、イベントたけなわで何処へ行っても人の波!!
そんなわけで、結構な時間家に籠っていました





「筥迫展」に出品したT・Tさんの作品です

今の季節にピッタリだと思って・・・







「筥迫」 背の部分

この作品は「さがらぬい」というステッチだけで仕上げています







マチの部分にも葉の模様を入れて葉が真直ぐ立っている様子を表現しました











古い刺繍の資料には、カキツバタ・ショウブの文様はよく見られます


尾形光琳といえば『燕子花図』の屏風
(根津美術館)が余りにも有名です

光琳と言えば「かきつばた」みたいに・・・・







写真左
東京国立博物館
「八橋蒔絵硯箱」 光琳作

螺鈿細工の花の部分、漆の葉の表現がおおらかで大好きなのです

筥迫展の下絵を考えていた時、この硯筥の文様を参考にして(まねっこして)出来上がったのが「光琳かきつばた」の筥迫です





あやめ
という響きが好きで、最初「光琳あやめ」とネーミングしたのです
が、途中で違うかな
と思って、カキツバタとアヤメとショウブとの違いを調べてみました~~
カキツバタかショウブかアヤメだか、わからない作品になりましたが
ポップな色が結構気に入っている作品です(苦笑い)