日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

半襟3  蝶と八重の桜

2016-04-29 11:14:03 | 日本刺繍作品

  思い出の半襟

以前、当地新聞社の文化センターで、日本刺繍講座の講師として20年在籍していました

その頃、海外で「日本の祭」という催事があり、何回か同行したことがあります

この半衿は、オーストリア・ウイーンでの祭りに参加した時、シェーンブル宮殿で晩餐会が執り行われドレスコードが示されました
             若い方は振り袖やドレスを着て美しかったのですが 

我々、年配者は色留袖か訪問着着用で落ち着いたのです

普通は、色留袖にこのような色の半襟は使用しないのですが、外国と言う事と、留袖は上半身に模様がないので、半襟をハデにしたことを思い出しました
 
  若かったのね~~
  反省も含めて、思い出の半襟です



 



半襟2 片輪車(かたわぐるま)に桜

2016-04-28 10:49:46 | 日本刺繍作品

御所車の車輪が乾燥して割れないように、川の中に浸し置かれた情景
両車輪のうちの片輪が水に沈んでいる様子だという説もあります

その水面に浮かぶ桜の花が、水ぬるむ春を感じます


  ぬい方
   桜: 刺しぬい・菅引きぬい
   車輪:ぬきぬい
                 車輪の輪郭を金糸で縁取り(駒取り)

                      (教室の作品) 


            



半襟 さくら

2016-04-25 18:46:32 | 日本刺繍作品

日本列島、桜色に染まって花見気分に酔いしれていたのも束の間で、幻のように消えてしまいました

この作品は基礎縫いの桜を散らした作品です
桜の繍技(ステッチ)はいろいろありますが、この作品では
・刺しぬい という繍い方です
・1段目~2段目~3段目と 糸の太さと 糸の色を変えて
 繍います
・中心に向かって繍いを消していますのでやさしい表現にな        ると思います (教室の作品です)