日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

袋帯 2点

2018-02-26 20:00:36 | 日本刺繍作品

雪は残っているものの、暖かい陽ざしが戻ってきました

~~心にまで陽がさしたようで~~晴れやかです~~



教室での作品!!
袋帯2点です


この2点の帯は『上模様繍い』という、とても手の込んだ繍技を使って繍われています

短冊の中の色を、何色かの色糸でぼかして、全部繍い埋めてから、上の模様の図柄を胡粉で下絵を置いていきます

この、上模様が繍えたら上級の上ですよ~


(後ろ お太鼓の部分)







前帯の部分











こちらの帯も同じ
『上模様繍い』です


色紙の地色は3枚とも色を暈かし、横に渡った糸を丁寧に『切り押さえ』で押さえ、渡った糸が、浮いてこないように下準備してから、上の図柄を『胡粉刷り』と言う技法で下絵を付けていきます

下準備は丁寧に

綺麗に(上手)仕上げるコツですね


(後ろ お太鼓の部分)





何色にも暈かしが施されています


前帯の部分










おまけの画像


以前の作品展の一コマです


旧中村邸
(金沢市立中村美術館敷地内)

古い建物で、階段がケヤキの板でピカピカに輝いていたので、帯や小物を飾ってみました



















春の夜の夢

2018-02-20 19:49:25 | 日本刺繍作品

まだまだ春とは、ほど遠いのですが、冬眠にも飽きてきました
時々さす日差しに春を求めて、夢をみましょう




『春の夜の夢』
と題した以前の、作品展の一コマです

伏籠(ふせご)に2枚の刺繍着物を掛けて、伏籠の下にはお香を焚いています








萩の葉を散らした、簡単な図柄ですが、繍技の変化で雰囲気を出すことが出来ました

素敵な着物に仕上がりました








ブルーの薄色が生かされるよう、色を押さえて繍い上げました

菊ともみじの枝の下に配した筥模様を一色で仕上げていますので、上品な着物に仕上がりました





着物裾には、香袋を沢山散らして飾りました

いつも、作品展が近なって来ると、皆で力を出し合って同じものを、沢山作って飾るので~す




そんな事が一体感となって、楽しい思い出を残してくれるのでしょうか



少しは温かさを感じて頂けたでしょうか



明日は、大雪でお休みになっていたお教室です
元気なお顔に逢えたらうれしいのですが














ず~っと冬眠中!

2018-02-13 14:23:02 | 雑記

沢山雪の降る年は、何年かに一度にやってきます

でも~こんなに永い期間降り続く年は珍しいかな
気温も低いので、なかなか融けてくれません

歩道が、白一色の細い道になっているのでチョッとバランスを崩すと
滑ってころぶ
2,3日前主人が少しの距離で2度転んだそうです



こんな時は家に籠っているのが一番と決めて
一歩も外へ出ない日が・・・

幸い、何年か前にリホームした時エアコンも全部取り替えたので、今のところ調子よく動いてくれて、ぬくぬくだし・・・

食糧は・・

免許返納してから買い出しに行っても、重い物を持つのがつらかったので、昨年生協に入りました

それを機に、冷凍庫を買い足しました
今度の、冬眠にはこの冷凍庫で大助かり

生もの(お肉や、お魚)は刺繍教室・PC教室で外出した時、近江町市場か、デパ地下で補充しています



冷蔵庫の開き扉に貼ってあるプリント、何だと思いますか?

老人家庭に市から配布されたもの


救急の時、救急隊が家に入った時、連絡する家族の住所とか、℡など
掛かりつけの病院などを記入して、必ず冷蔵庫の扉に貼っておく事
冷蔵庫の扉と言うのが、みそです 

知らない家に入った救急隊が、一番見つけやすい場所が冷蔵庫だそうですよ

このプリントの裏はマグネットになっていて、ピタッと貼りついています
(これは優れものです)



教室の作品!
関係のない画像ですが・・

余りにも殺風景なブログなので、可愛い下駄の刺繍鼻緒です

早く、雪が融けて素敵な履物で外出したいという願いを込めて・・



時々さす日差しが、チョッピリ春めいている???


気のせいかしらね~~













冬眠中~

2018-02-06 16:31:41 | 雑記

来る日も来る日も雪ばかり

すっぽり雪に埋もれ状態です
車道は融雪装置があるので、車は遅れながらも走っていますが
歩道の雪が
つらいです

今日も明日も、まだまだ降るニュースが流れています




そんな中一昨日、少しの晴れ間をみて成巽閣の『冬の衣裳と調度展』へ・・


懐中ものが出展されているかと思って出かけましたが、今回の展示にはありませんでした・・残念・・
















総刺繍が施されている『夜着』です


厳しい寒さに対して、『夜着』は豪華に彩られ、邪気を退ける魔除けのため
吉祥文様がちりばめられていました


(成巽閣ホームページから)

















小袖

掛け袱紗


刺繍作品の出展は、沢山ありました
どの作品も、綺麗な状態で残されていますので、ここに来るのが、いつも楽しみです

(画像は成巽閣ホームページから)



公道は融雪の水が音をたてて小川のように流れていました

防水のブーツを履いていても、中まで浸み込んできます


ゴムの長靴買わないと、今年は外に出られないわ~~(今頃になって・・)