日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

飾り筥展 その後

2016-10-25 20:35:31 | 美術館&催事
「全面開通」
思考停止がや~っと元に戻ってきました
明日から、正常運転で教室再開します

お願いしていた、展示会場の写真が、昨日届きましたので、遅れ馳せながら・・・・
    見飽きた~(笑)








作品展の会場設営は、いつも「ナカダ株」へ
お願いしています








前回のブログ
「守り巾着のお尻」で、お騒がせした
守り巾着と、香袋です

~沢山揃いました~















定家文庫

教室での会話
  「何入れる~」
  「ヘソクリ~
」 



作品展 江戸型筥迫「羽衣」

2016-10-20 13:35:56 | 筥迫&筥
作品展のざわめきが、まだ頭の中に残っていますが、作品展の様子は、綺麗な画像と共にアップして頂いた「筥迫工房」でご覧ください (いい加減な主催者で
スイマセン)


江戸型筥迫の下絵を考える時、一つのストーリーを、三面に(表、裏、中)に分けて考えるようにしました

表ー被せの部分
天女の姿を、舞飛ぶ鳳凰の形の蓑で表現





裏の部分
絵にも言えない、美しい音楽を鼓で表現








中ー被せ下
青松、白砂、春の海
魚篭と釣竿で、漁師の姿を表現

三面のまとめ
三保の松原の風景




能の演目 「羽衣」を伝えたくて、作品展では、能面も一緒に飾りました

能面・・節木増(ふしきぞう)
    宝生流の名物面で、女神や天女など
    に使用します
帯・・・鬘(かづら)帯(写真右)
   ・腰帯(写真左)

羽衣の「筥迫」と「鬘帯」と「腰帯」の刺繍制作は、グループ13のお一人、Tさん!

能面の制作は、Tさんのご主人で、能楽師でいらっしゃいます

夫婦合作です 
・・・なんと羨ましい・・・


能「羽衣」のあらすじ

春の朝、三保の松原に住む漁師が釣りに出た折、枝に掛かった美しい衣を見つけます   家の宝にする為、持ち帰ろうとした漁師に、天女が現れ「その羽衣を返して欲しい」と頼みます
漁師は、はじめは聞き入れず、返そうとしませんが「それがないと、天に帰れない」と悲しむ天女の姿に心を動かされ、天女の舞を見せてもらう代わりに、衣を返すことにします
羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞を見せ、更に春の三保の松原を賛美しながら、舞を続け、やがて、彼方の富士へ舞い上がり、霧に紛れて消えていきました

                  the能comより













 




                      
                 




ありがとうございました

2016-10-18 22:10:48 | 美術館&催事

「飾り筥展」無事終了いたしました
沢山の方に、おいで頂き厚くお礼申し上げます

期間中ブログも頑張るつもりでいたのに、沢山の方とお会いしていたら、酔っぱらったように思考回路が止まってしまいました
(情けないお話)



会期中は、日本晴れにも恵まれ沢山の方にご来場いただきました
我々14名も頑張りましたが、筥迫工房の強い後押しも頂き
百人力でした


それにもう一つ
「プラス13」の仲間の一人が、紅会の名古屋支部の会員とお知り合いだったので、ご案内をしたところ、名古屋支部長へ話が伝わり更に本部の副会長まで繋がっていきました



私が、紅会に在籍していたのは35~36年位前だったと思います
副会長のお母様に習っていたことになります

その頃、小さなお嬢ちゃんでいらしたのに
今では、副会長となられ紅会の全部を、視ていらっしゃいます

本当に、永い年月が過ぎていることに、驚かされます

そして、この作品展で紅会の方々に、お会いできましたこと、大変うれしく感謝いたします
副会長はじめ、支部の皆様、遠い所又お忙しい中、足をお運びくださいまして
お礼申し上げます





旧中村邸

2016-10-10 19:32:58 | 筥迫&筥

作品展!目の前に迫ってきました

作品展を催す建物
金沢市立中村記念美術館、付属施設の旧中村邸です

旧中村邸は昭和3年、金沢で酒造業を営む中村家の住宅として建設されました
昭和41年に現在地に移築改装されました


和室のとても落ち着いた室内で、筥迫や定家文庫などを
宝物のように展示したいと思っています

簡単な、休憩場も設けますので,
筥迫談義に花を咲かせましょう



何人もの手を経て、素敵な定家文庫が 出来あがりました    感動ものです

「筥迫工房」の仕事場画像でチラ見せだったのが
この「さくら爛漫」です



展示場では、折角お出かけ下さいましても、中までお見せ出来ないので、ここで少しだけお披露目いたします   付いてる房も特注ですよ
いにしえの人はこの筥のなかに何を入れたのでしょうか  化粧道具だけではなかったのでしょうね~



女性の思いが、一杯詰まっていたように…思います








忙中閑あり

2016-10-03 22:28:15 | 雑記
閑と暇


ここの所、事務的な仕事ばかり
苦手なのです  

作品展のご挨拶文を注文し終わって、宿題の終わった子供もみたいに~~終わった解放感~
近江町でショッピング、お向かいにある名鉄デパートでふらりふらり・・・ストレス解消・・・
安上がりな私でした

今日の近江町は比較的すいていました


いつもの花屋さん

最近の近江町、魚が少ないな~
お天気が不順だから?
資源が不足?
ピチピチしたお魚たべたいな~




忙中閑あり検索してみました
どんなに忙しい中にも、わずかな暇はあるものだという意味
私も、おおよそのところそう理解していましたが

・・そうだったのか・・というを見つけ


渡邊 達生の研究室便りから~ (いいとこ取り抜粋です)

暇とは
暇の「つくり」の部分はカバーを掛けるしぐさを図案化したもの
暇は、しなければならない日常業務にカバーを掛けて作る、ゆとりの時間
これには、思い切りが必要。一時は逃れることが出来ても、その後どうなるかとの不安はなくならない

閑とは
門の間に「木」を置いて、ものの出し入れが出来ないようにした状態
忙しさの中では、入り口に「木」を置けば、ああしよう、こうしよう、こうしなければならない・・・と思う事の出入りが止まり、頭の中には静かな時が訪れます
で、心はリラックス&リフレッシュ その後、その木はどかせばいいのです

そのように、「木」に当たるものを見つけることで「閑」を味わうことが出来る
読書であったり、映画であったり、落語であったり、何か学ぶことも閑の木になる
身の周りにある「木」に気づくと一安心・・・


な~んか賢くなった気分です