■2月句会
□2007年2月18日
【金賞】
★梅ひらく白のはじめを青空に/藤田洋子
「白のはじめ」が、みずみずしい。それにより、青空は太初よりの深さを持つことになった。(高橋正子)
【銀賞/2句】
★澄む水に春めく動き貝が噴く/志賀たいじ
貝が水を噴き、貝を入れている澄んだ水が動くと、その動きの春めいて感じられること。やわらかな水の動きに春がある。(高橋正子)
★雪解けの風吹き変わる奥信濃/池田加代子
奥信濃が効いている。雪解けの風が、ある時吹き変わる。奥信濃の独特の風の変化を敏感に捉えている。(高橋正子)
【銅賞/3句】
★春雲を引き寄せ海の真青なる/臼井虹玉
海の平らかな青に、引き寄せられるように、海に近く浮かぶ春雲。大きく伸びやかな景色が明るい。(高橋正子)
★白梅の白くっきりと日を返し/渋谷洋介
「くっきりと日を返し」に、白梅がさんさんと日を浴びて、汚れなく咲いている姿が読み取れる。(高橋正子)
★菜の花や高階の窓灯りゆく/堀佐夜子
抒情のある句。菜の花が咲き、高階に住む人たちの窓々にも灯がともりだす。「灯りゆく」は、あの窓、この窓に灯が灯ってゆく時間の経過が詠まれた表現で、読み手の心にも、菜の花のような灯りをともしてくれている。(高橋正子)
※選者詠は、金銀銅賞から割愛しました。
□2007年2月18日
【金賞】
★梅ひらく白のはじめを青空に/藤田洋子
「白のはじめ」が、みずみずしい。それにより、青空は太初よりの深さを持つことになった。(高橋正子)
【銀賞/2句】
★澄む水に春めく動き貝が噴く/志賀たいじ
貝が水を噴き、貝を入れている澄んだ水が動くと、その動きの春めいて感じられること。やわらかな水の動きに春がある。(高橋正子)
★雪解けの風吹き変わる奥信濃/池田加代子
奥信濃が効いている。雪解けの風が、ある時吹き変わる。奥信濃の独特の風の変化を敏感に捉えている。(高橋正子)
【銅賞/3句】
★春雲を引き寄せ海の真青なる/臼井虹玉
海の平らかな青に、引き寄せられるように、海に近く浮かぶ春雲。大きく伸びやかな景色が明るい。(高橋正子)
★白梅の白くっきりと日を返し/渋谷洋介
「くっきりと日を返し」に、白梅がさんさんと日を浴びて、汚れなく咲いている姿が読み取れる。(高橋正子)
★菜の花や高階の窓灯りゆく/堀佐夜子
抒情のある句。菜の花が咲き、高階に住む人たちの窓々にも灯がともりだす。「灯りゆく」は、あの窓、この窓に灯が灯ってゆく時間の経過が詠まれた表現で、読み手の心にも、菜の花のような灯りをともしてくれている。(高橋正子)
※選者詠は、金銀銅賞から割愛しました。
「春雲」を信之先生特選と銅賞にお選びいただき、大変光栄に存じます。正子先生には、うれしいコメントを頂戴しましてありがとうございました。
「春雲」に圭泉様、光声様の、「初蝶」に英一様、文彦様、修様、多津子様の選をいただきましてありがとうございました。
文彦様、多津子様には、温かいコメントを頂戴しましたことを、重ねてお礼申し上げます。
「雪解け」の句を、正子先生の特選と、銀賞にお選びいただきまして感激しております。
恵子様、たいじ様、渓太様、凉様、康子様、ひろこ様、洋子様、同句に選をくださいましてありがとうございました。たいじ様にはコメントも賜り、お力をいただきました。重ねてお礼申しあげます。
「白梅」の句を、信之先生特選及び銅賞にお選び頂き、有難う御座いました。正子先生の句評有難く拝読致しました。
中村光声様「梅林」の句に、竹内よよぎ様「一月」の句に、貴重な選をありがとう御座いました。
多津子様、虹玉様大変お世話になりました、有難う御座います。
互選に際しては、「春めく」の句に正子先生、圭泉様、清正様、弦様、加代子様、あみもとひろこ様の選を、「子馬」の句に治蝶様、虹玉様、千生様、てつじ様、けいじ様、ひろし様、洋介様、英一様、よよぎ様、康子様、文彦様、ひさこ様、一弘様の選を夫々に戴きました事厚くお礼申し上げます。そして、ひろこ様、治蝶様、ひろし様、よよぎ様には心温まるコメントも添えて戴き有難うございました。