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【乗車記】名称変更⁉ 特急つがる3号のグリーン車に乗車

2024-03-17 17:21:00 | 乗車記
こんにちは✋
はくたかです。

本日、ついにダイヤ改正が行われました。
北海道では根室本線の部分廃止、快速エアポートの特快の増設や区快の新設、特急の自由席の両数変化など。

東日本では京葉線通勤快速の廃止、255系のしおさい運用からの撤退、房総特急の全車指定席化、E8系デビュー、E2系一部運行終了など。

東海では東海道新幹線の喫煙室の廃止など

西日本ではダイナスター等北陸の通勤特急の廃止、関西圏の通勤特急をらくラクシリーズへ統一、一部特急列車の全車指定席化、北陸新幹線敦賀延伸、観光列車あめつちの運行区間拡大など。

東武鉄道ではスペーシアXの増設、アーバンパークライナーの廃止など

近畿日本鉄道では特急の喫煙室の廃止など

数多くの鉄道会社がダイヤ改正を行う日となりました。

今回は北陸新幹線の延伸の影に隠れて世間からはそこまで大々的に注目されてませんでしたが鉄オタの間ではかなりの注目されていることが行われました。
それは特急つがるの一部を停車駅を減らしてスーパーつがる号に改名されることです!
この令和の時代「スーパー」の名が着く列車は減少傾向にありもう新設されることはないと考えられてきましたがまさかことタイミングで新設されることになるとは…と鉄オタの間では驚きに包まれていました。
そこで今回は3/14までの平日で使用できたキュンパスを利用して解明される列車のうちの一つ、つがる3号に乗車してきましたのでその様子をお伝えします。


停車駅と発車時刻

  つがる3号

  秋田 12:40
 八郎潟 13:02
  森岳 13:17
 東能代 13:27
 二ツ井 13:41
 鷹ノ巣 13:51
  大館 14:09
 碇ヶ関 14:28
大鰐温泉 14:35
  弘前 14:47
  浪岡 15:00
 新青森 15:14
  青森 15:22

このダイヤは2024年3月15日までの情報です。
3月16日以降のダイヤをあらかじめご確認ください

乗車記
ここは秋田駅です。





秋田駅のコンコースや改札内では秋田県やなまはげの展示がされています。


ここには新潟より乗車したいなほ1号で来ました。
何でこんなおかしなことやってるのかということについてはいずれ投稿するとき301号の乗車記で詳しく書きます。



当駅より奥羽本線特急つがる3号でもって青森へ向かいます。



1号車の半室にはグリーン車があります。
グリーン車はわずか12席。座席の造りはE3系のグリーン車に近いですね。


座席はかなり大きく、リクライニングをしなくてもすでに微妙に倒れているため快適です。


可動式ヘッドレスト。
E2系のグリーン車にあったものようにかなり柔らかいです。

少し小さめですが背面テーブルがあります。


フットレスト。
生地が表裏同じ素材だったので靴を脱ぐ必要はないと思われます。

裏返しても同じ生地。


リクライニングはかなり深く倒れます。


リクライニングはボタン式。

このE751系にはグリーン車を含めコンセントもFREE Wi-Fiもありません!
2000年デビューなので仕方がないといえば仕方ないのですが…

当列車に使われているE751系は新幹線によって大きく人生(?)を狂わされた悲運の列車でもあります。
E751系はデビュー当初『スーパーはつかり』という特急を受け持っていました。
当時は東北新幹線は盛岡までしか開通しておらず583系による『はつかり』とともに函館連絡の特急がいる青森まで連絡していました。
しかしリレー特急の宿命とも言えるのでしょうか、東北新幹線が八戸延伸をするとはつかりとともにスーパーはつかりは廃止され「八戸→青森→弘前」で運転された『つがる』に転属。
そしてとうとう2010年に新青森延伸が行われるとついにE751系の居場所はなくなりました。
しかし当時「秋田⇄青森」で運転されていた特急『かもしか』は485系という古い車両で運転されていました。
そこに目をつけたJR東日本がかもしかと統合する形でつがるの運行区間を変更させ今に至ります。
しかしかもしかと統合する際に6両あったE751系は余剰と判断され4両に短縮、中間車は廃車になりました。
その時、登場からわずか15年。あまりにも早すぎる廃車でした。
また、実は青函トンネルも走行できる作りのはずでしたが北海道に渡ることは叶いませんでした。
そんな悲運の迷車両E751系の旅は続きます。

しかし6時に東京をでてからろくな食事を取って来なかったのでE751系の歴史に思いを馳せつつお昼ご飯の準備をしてました😏
秋田のNewDaysで購入した『牛めし』です。


加熱式のため出発してすぐに紐を引っ張り温めておきましたがそろそろ食べても良い頃でしょう。
とても美味しかったです。


どうやら雨が振り始めたようです。
雨ぐらいであればなんともないのですがこの雨が雪になり、この列車に何かしらの影響を与えないか心配です。


東能代に着く頃には雪に変わってました。

あっという間に吹雪になりました。



今回乗車した座席はグリーン車の最後尾でした。
そのためすぐ後ろに車掌さんのいる後方の運転台があります。
そしたらなんと緊急防護無線と思われる信号を受信したことを知らせる音がなり始めました。
その外が後ろで流れるのを聞いたとほぼ同時、特急つがる3号は緊急停車してしまいました。

どうやら少し先の踏切から異常を知らせる信号が届いたようです。
ですが今回は5分ほどで復旧してゆっくりと走りつつ約4分遅れで二ツ井に到着しました。

二ツ井を出てからは今までの遅れを挽回するかのように高速で走り抜け次の停車駅、鷹ノ巣に到着しました。
当駅は秋田内陸縦貫鉄道との乗換駅でそちらのホームには珍しくなった有料急行の急行『もりよし』3号が出発を待っていました。


遅れを完全に回復したわけではないため再び高速で走り抜け次の停車駅、大館に着くはずでしたが再び緊急防護無線を受信、再び緊急停車してしまいました。
3分ほどで動き出したものの先程よりもゆっくりと進み下川沿駅で対向列車待ち合わせのため再び停車しました。

しかし何分立っても対向列車が来ません。
そこで調べたところ待ち合わせの列車は青森からの特急つがる4号でこちらの遅れが15分なのに対し4号は20分遅れとのこと。

下川沿駅停車からおよそ20分で対抗のつがる4号がやってきました。



離合し終えると急いで出発。
次の大館到着時およそ19分遅れていました。


色々あって少し飛ぶのですが、山を越えて弘前に着く頃には久しぶりの青空が広がっていました。
最後に青空を見たのは羽越本線の象潟付近だったため約3時間ぶりの青空です。

新幹線の高架が見えてきました。
最後の途中停車駅、新青森です。
そして次が終点なのですが向かい側のホームに来る列車が遅れているため5分追加で止まるとのこと。
もうすぐそこが青森なのだから行ってくれよと思いましたが仕方ありません。
当駅〜青森は特急つがるの自由席に限り乗車券のみで乗れる珍しい区間のため地元の方が大量に乗車してきていたこともあり自由席は相当混雑しているようでした。


いろいろトラブルがありましたが無事に終点、青森に到着です。
かつて新幹線が無く特急と船で北海道へ行くのが主流だった時代。奥の端のさらに奥にある船着き場まで鉄道が行っていましたが今では飛行機、新幹線ができたためかなり手前に乗るようになり青函連絡船もかなり廃れてしまいました。
かつて栄華を誇ったブルートレインや青函連絡船のことを考えていましたが新幹線連絡の列車の発車時刻が迫っていたため足早に青森をさりました。

そして乗車したつがる3号はこの記事が投稿される頃には名称が変更されていると思われますが、キュンパスがあるから来た、というような人が多くつがる3号が目的という人はそこまで多くないように感じました。

〜まとメモ〜
列車種別:つがる3号(現在はスーパーつがる1号)
使用車両:E751系4両編成
使用座席:グリーン車指定席(1号車13番A席)
使用路線:奥羽本線
運行区間:秋田→青森
乗車区間:全区間
乗車時間:2時間42分(+25分)















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