のんびり乗り鉄紀行

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【乗車記】運行距離第2位 特急宗谷に乗って最北へ。

2024-10-27 16:58:00 | 乗車記
こんにちは✋
はくたかです。

今回は2024年8月下旬の乗車記。
そして乗車するのは昼行特急の中では運行距離日本第2位の特急宗谷号です。乗車時間5時間超えの今では数を減らした長距離列車の旅。長時間の着席から来る疲労に備えて今回はグリーン車を予約しています。

停車駅と発車時刻
特急宗谷 稚内行

  札幌 7:30
 岩見沢 7:56
  美唄 8:07
  砂川 8:18
  滝川 8:24
  深川 8:38
  旭川 9:00
  和寒 9:29
  士別 9:40
  名寄 9:56
  美深 10:16
音威子府 10:41
天塩中川 11:13
  幌延 11:46
  豊富 12:00
 南稚内 12:38
  稚内 12:42

乗車記
初日から3泊お世話になったアパホテルに別れを告げ札幌駅へ向かいます。

宗谷号は一日一往復しか走っていないため区別する必要がないため「あずさ2号」みたいな、〜〜〇〇号という名称がなくダイレクトに特急宗谷と書かれています。

宗谷号の入線まで時間があるので先にお隣のホームに停車していた785系すずらんを見に来ました。

元々は特急ライラック・カムイの前身であるスーパーホワイトアロー用の車両なのでかなり古いです。(確かJR北海道の特急型車両の中では最古参)
こんどの春のダイヤ改正で特急すずらん号は廃止になりますがそれと同時に785系も引退することになるでしょう。
Uシートのポテンシャルがグリーン車並なので一度でも乗ってみたかったのですが今回の旅行ではその夢は叶いませんでした。そして来年春までにもう一度北海道を訪れることもできそうにないためこれが最初で最後の785系かもしれません😭
そんなことをやっている間に特急宗谷で使用されるキハ261系0番台がやってきました。
この車両は今やおおぞら、とかち、北斗、フラノラベンダーエクスプレス、ニセコ、ホームライナーなど数多くの特急に充当されるキハ261系1000番台(5000番台)の原型ともとれる車両です。
そんな優秀な後輩とは裏腹に特急宗谷・サロベツにしか充当されない0番台は何たることか…
と言いたいところですが札幌・旭川と稚内、大変な長距離に冬場は大雪、そんな過酷な路線を毎日休むことなく(検査や故障が発生しているときは5000番台が代走しているが)走り続けるそんなパワフルな車両の底力というのでしょうか?今回の旅行でそれを目の当たりにすることになります。

四葉マークのグリーン車。
この車両のグリーン車は半室のため「グリーン室」「グリーン席」と呼ぶのが正しいのかもしれませんが面倒なのでグリーン車と書きます。

シンボルマークはHokkaido Express Train の頭文字と形式番号「Series261」からHET261と書かれています。なぜかこのマークと記念撮影をする外国人観光客が何人かいました。

日本語・英語両方を同時に表示しているため撮影が楽です。

サボ風の号車案内。

座席の全体像を撮り忘れるという大失態を犯しましたので部分的にしか写真がありません。
座席は革張りで高級感がありました。
可動式ヘッドレストにカバーには指定席という意味のReserved Seatの刺繍が。
フットレストは両面タイプ。

E2系にあったものと似たタイプのインアームテーブル。
朝ご飯を乗せてもう一枚。
まるごとバナナは前日にセイコーマートで、炭酸水は改札階のキヨスク、紅茶はホームの自販機で買いました。はい、どうでもいいですね。
宗谷号は長時間走り続けますし特に冬は暖房で車内の空気が乾燥するので水分は多めに買っておくことをおすすめします。車内販売や自販機が設置されてませんし途中駅で買いに行けるだけの余裕もありませんので。

コンセントがあります。
Free Wi-Fiやブランケットのサービスはありませんでした。

特急宗谷のグリーン車は9席しかありませんし何度も書いてますが5時間にわたって走り続けるため満席になることが多いです。僕は座席をフルリクライニングすることが好きなので気兼ねなく倒せる一番後ろの席を優先して予約しているので念には念をと10時打ちで切符を取ろうと考えましたが予定があって無理そうだったため、えきねっとの事前予約に任せたところ…
見事!!一番前を取ってくれました😭
もう二度と任せません。
もちろん最後部座席はすでに予約されていたと。一列掛けを取ってくれただけマシですね。
東室蘭行特急すずらんと同時発車。
若干向こうが早く発車しましたがポイント追加の関係で一気に抜きます。

しかし向こうはかつての日本最速列車を受け持っていた車両かつ高性能な電車特急。あっという間に抜き返されました。

しかしこちらも負けてられません。
モーターをフル稼働して再び抜き返し、そのまま差をつけて今回の勝負は特急宗谷の勝ちでした。
こんな感じの付きつ抜かれつの戦いは最大で函館本線と千歳線が分岐する平和駅付近まで続きます。

千歳川を渡ります。

朝が早かったため一眠り。
目覚めると美唄まできてました。
向かいの列車は特急カムイ。
初日に訪れた深川駅。

石狩川を渡って旭川市街に入ります。

旭川駅。

旭川を出てすぐ、富良野線が分かれていき次の旭川四条で石北本線と別れます。(富良野線は別れてすぐ方向をぐるりと変えてあっという間に見えなくなりますが石北本線は旭川運転所の奥まで並走します。)

キハ54やキハ40などが多くいました。

花たびそうやに使用される観光列車「山紫水明」のうちの片方、紫水号です。

ラッセルが団子の如く集まっています。

狭い範囲に駅名標が4つもある謎の駅、永山駅で運転停車。

和寒(わっさむ)駅。
函館本線の「発寒(はっさむ)」と似ています。


駅の近くにスキー場のようなものが。

対向のサロベツ号が遅れているため士別でしばらくの停車。
なんとキハ261系5000番台はまなす編成が代走に入っていました。
士別を7分遅れて発車しました。
おや??

名寄駅到着前にあの有名なキマロキ編成を見ることができました。
キマロキとは

キ…機関車
マ…マックレー車
ロ…ロータリー車
キ…機関車

の略で雪かきに使われていた編成です。
かつて越美北線で運転されたものでは「ロキヤキマロキラ編成」なんていう「スーパー雷鳥信越サンダーバード」に近しいヤケクソネーミングセンスなものもあったそうな。ちなみに句切れをつけるのは「ロ/キ/ヤ/キマロキ/ラ」で
ロータリー車+機関車+職用車+キマロキ編成+ラッセル車になります。


話が脱線しました。
名寄に到着。
ここから先は高速化工事が行われていないため速度が落ちます。

車間部の木目調ドアは国鉄車を彷彿とさせます。

美深に到着。

飛ばして音威子府(おといねっぷ)。

〇〇まであと✕✕km
という表示は北海道らしさがあります。

天塩中川まで来ると少しずつ体に疲れが現れ始めます。
白樺がここまで生えているのを見たのはこれが初めてでした。

牛(?)が放牧されてました。

幌延駅に到着。

幌延は北半球のど真ん中の街らしいです。

豊富(とよとみ)には日本最北の温泉街、豊富温泉があります。

廃止が決定した日本最北の木造駅舎の駅、抜海の写真を取り逃がしたので代わりに兜沼の写真を。

トイレの帰りに273系にあるようなフリースペースを発見しました。

稚内市の中心駅、南稚内に到着。

えらい土砂降りになっていました。

アルプスの牧場を流してついに…ついに終点の稚内駅に到着です!!
札幌を出てからおよそ5時間15分、距離にして約400km、これは東京から神戸市までの距離に相当します。







ちなみにここまで来た列車は折り返し旭川行特急サロベツになります。



最北の駅から眺める景色は絶景です。
この線路は約3100km先の指宿枕崎線の終点、枕崎まで続いています。いつか稚内発枕崎行の切符を使って日本縦断をやってみたいです。



人生であと何回来れるでしょうか。
最北の駅まで来た喜びを噛み締めて稚内観光へと繰り出します。


〜〆〜


まとメモ
列車種別:特急宗谷 稚内行
使用車両:キハ261系0番台
使用座席:グリーン車指定席(1号車10番A席)
使用路線:函館本線、宗谷本線
運行区間:札幌⇄稚内
乗車区間:全区間
乗車時間:5時間12分(+3分


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【乗車記】ほぼ特急 特別快速エアポートのUシートでらくラク移動

2024-10-24 16:38:00 | 乗車記
こんにちは✋
はくたかです。

今回の乗車記は2024年8月下旬の乗車記。
そして乗車するのは北海道旅行2024Sの一環で乗車した特別快速エアポートです。
そして今頃気づいたのですが8月末に実施した「北海道旅行2024S」、このSはSummer(夏)の頭文字をとって命名したのですが…
なんとSpring(春)も同じく頭文字がSでしたー!!😭
ということで今回はこのままにしますが次回からは「北海道2024夏旅行」みたいな題名になると思います。
停車駅と発車時刻
特別快速エアポート82号新千歳空港行
   小樽 11:53
  南小樽 11:56
 小樽築港 11:59
   手稲 12:16
   琴似 12:21
   桑園 12:24
   札幌 12:27
  新札幌 12:38
  南千歳 13:03
新千歳空港 13:06

乗車記
小樽市総合博物館本館から歩いて約20分。
ここは小樽駅です。


今回も733系。
Uシートを予約してあります。
先日の区間快速エアポートの記事で車内の紹介は済ましてるので今回は省略します。
初日に区快、3日目に快速と特快を乗り快速エアポートはコンプリートです。

順調な走り…
と言いたいところですが稲穂駅で緊急停車。非常ブレーキが作動したようなので何かと思えば踏切に人が立ち入ったと。何してくれてんだよと言いたいとこですが現場を見てないので暴言も程々に。
写真がへんてこな向きになっていることから余程慌ててたんでしょうね停車の瞬間に慣性の法則から進行方向反対側に力が加わるのはお決まりのパターンですが受けた衝撃はE231系程々ではありませんでした😅指定席特有の柔らかめのヘッドレストが衝撃を吸収してくれたとも考えられますね。
安全確認中、車掌さんが乗客の安否を確認しに来ました。幸いけが人はいなかったようで9分遅れで発車しました。

手稲に789がいるということは稲穂駅の隣の車両基地へ回送でしょうか?

カムイとすれ違い。

JRタワー
このあとここの展望台に登る予定です。

新札幌に到着。

北広島を出ると右手にエスコンが見えます。

南千歳まで来ました。
札幌からここまでなんと途中停車駅は新札幌のみ。特急と同じ停車駅です。(とかちや北斗など特急のほうが諸用時間は短いですが)

遅れは拡大して10分の遅れを持って新千歳空港に到着。
3日ぶりの新千歳空港。
今回のメインは飛行機ではなく、フードコートです。


まとメモ
列車種別:特別快速エアポート82号
使用車両:733系
使用座席:普通車指定席Uシート()
使用路線:函館本線、千歳線、空港線
運行区間:小樽⇄新千歳空港
乗車区間:全区間:
乗車時間:1時間13分(+10分




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【ひとくち乗車記】営業係数2万5千円⁉ 最凶の路線「芸備線」を全区間乗車

2024-10-23 14:41:00 | ひとくち乗車記
こんにちは✋
はくたかです。
ここは広島駅。

これよりみよしライナーに乗車して三次を目指します。


車両基地を横目に
新幹線の高架橋をくぐると…


すぐに最初の停車駅、矢賀です。



この下深川(しもふかわ)駅まではほぼ各駅で対向列車を確認できました。どの列車も座席が埋まるぐらいには利用者がいるみたいですし
ここだけ見ればまさか日本一の大赤字路線とは到底思えません。
みよしライナーは下深川までの各駅に止まるとその先はどんどん飛ばしていきます。
向原のあたりまでこの三條川と並走します。

進むにつれどんどん川幅が狭くなってくる。


駅通過のタイミングが掴めず川の写真ばかりになっています。



かなり質素な駅舎。

かかしの行列。


このあたりはまだ列車の本数も多いです。

この川は江の川と思われる。


お世話になったボックスシート。

運転席付近。

三次に到着。
三江線の廃線跡がみたかったのですが逆だったみたいで見れませんでした。
三次に到着しドアが開くと同時に一斉に乗客が次の列車の乗り場へとダッシュで移動を開始していました。大垣ダッシュならぬ三次ダッシュです。(駅構内で全力で走るのは危険なのでやめましょう)
一方僕はと言うとスムーズな乗り換えのために日頃から歩くスピードをあげることを意識していたので歩いて移動しつつこんな跨線橋(?)の上から写真を撮ってから乗り場へと行ってもダッシュ組に遅れを取ることはありませんでした。日頃の習慣がこんなところで役立つとは…と言いたいところですが乗車列に遅れを取らなかったのは次の列車が1両編成での運行でダッシュ組が停車位置探しに手こずっていたのが原因と思われます。

時刻表を撮る余裕だってありました。

キハ120の群れ。
三次の駅前にはルートインがあります。

尾灯をつけているのが次に乗る列車です。

奥にいる快速幕のが乗ってきたみよしライナーです。

入線。
三次〜新見は基本的にキハ120形1両での運転。
時々2両編成のキハ40が少し先の備後庄原まで行っています。
1両で足りるほど乗る人が少ないのでしょう。
(近頃は廃線の危機に立たされているため僕のように葬式鉄が動き出さないうちに乗っておこうと考える人が増えている傾向にあり満席を通り越し立ち客が出ることもざらになってきました。)
ちなみにキハ120形はすべての鉄道車両の中でも6番目に好きな車両です。


ちなみに
一番がJR西日本273系(やくもブロンズ)
二番が近鉄80000系(ひのとり)
三番がJR東日本E8系(新型つばさ)
四番がJR東日本E653系(いなほ・しらゆき等)
五番が東武100系(スペーシア)
といった感じです。
座席指定列車好きなので特急型車両が多くランクインしています。
はい、どうでもいいですね。




車内にはJR時刻表の広告。
2024年10月1日で東海道新幹線は開業60周年を迎えました。
運転席付近。

窓側には小机があります。

三次を発車。


初めてお目にかかるタイプの行先方向幕。
本数が少なすぎて電光掲示板を導入する必要がないためでしょうか?

美波羅川。

塩町駅は福塩線との分岐駅です。

分岐。

とても鉄道が通っているとは思えない藪の中に消えていきました。



庄原まで来るとかなり栄えています。

ここまでは2両の列車が来ることがあります。

芸備線は中国地方で一番長いローカル線なんですね。




廃ホームを見かける頻度も増えていきます。

こっちには捨てられた車。

平子に到着。



西城には美容院がありました。
ここから先、駅の近くに宿泊施設があるのは終点新見でしょう

ぼやけていますがスズメバチがハエを食べてました。
サイズ的にコガタスズメではないかと思われます。
廃ホームのレベルもどんどん上がっていく。

お世話になったボックスシート。

ようやくここまで来ました。
備後落合です。
駅がある場所は「落合」という地名ではないのですがここは広島・三次、宍道・木次、新見・神代方面から3本の線路が落ち合う場所ということで落合と名付けられたそうです。
SL時代の石炭置き場?







駅を散策。

構内信号をわたって駅舎側に行きます。

新見方面へは一日3本しか列車がありません。




駅舎。
外には改札口、窓口、券売機だけでなく駅名標すらありません。
駅舎内にはスタンプ台や駅ノート(?)がおいてあるほか去年廃止された奥出雲おろち号などの写真が数多く飾られてました。
また、地元の方と思われる人が駅の歴史について説明をしておりここで先ほど書いた落合駅の名の由来を聞きました。
また120形。

ボックスシートは先客で埋まっていたのでロングシートで行きます。

ちなみに木次線は首都圏色(?)でした。



並び。



もう二度と来ることがないかもしれないのでしっかりと記憶にとどめておきました。





東城駅。
この駅止まりの列車であればもう少し多くの列車が通っています。
そして備後落合からこの駅までの営業係数は全国ワースト1位で大体2,3億円の赤字です。






人が多すぎるため備後落合-新見間はろくな写真が撮れませんでした。

やけにつり革が多い。

新見に到着。
○○のはなしがいました。







列車は折り返し東城行になりました。



新見駅舎。

特急やくもの歴史について書かれていました。


末期色。


津山線
Urara。
最近数が増えています。

やくもに乗って新見を離れました。

全然ひとくちじゃなくなってしまいましたが終わりです。


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