のんびり乗り鉄紀行

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【惜別乗車記】さようなら 金沢行の特急しらさぎ号

2024-03-03 00:00:00 | 乗車記
こんにちは✋
はくたかです。




今回の記事は前回と同じく地震によって投稿を控えていた記事の第二弾です。前回の記事と同日、12月中旬の記事になります。


停車駅と発車時刻
 名古屋  9:48
尾張一宮 10:02
  岐阜 10:12
  大垣 10:21
  米原 10:56
  敦賀 11:26
  武生 11:46
  鯖江 11:51
  福井 12:01
芦原温泉 12:12
加賀温泉 12:23
  小松 12:31
  金沢 12:48





乗車記
ここはJR東海一の大ターミナル、名古屋駅です。



特徴的な姿の681系(非貫通扉)


座席。
JR西日本が保有する特急用車両のほとんどに採用されているリクライニングシート。

背面テーブルはそこそこの大きさ。
テーブルの上に広がるは今回の旅のオトモ。
名古屋名物『地雷也の天むす』と正義の飲み物『コカ・コーラ』です。

リクライニングはボタン式です。


小さなインアームテーブルもあります。

尾張一宮に到着。
奥に見えるのは名鉄一宮駅です。


しばらく名鉄線と並走。



名古屋を出て最初に渡る大きな川。
それは木曽三川の一つ、木曽川です。


岐阜に到着。
ちなみにこの日は名古屋から当駅まで同一区間を走行する特急ひだが少々遅れたため僕の乗車するしらさぎ号も少なからず影響を受けていましたがひだ号は当駅より高山本線に入るためしらさぎ号は今までの遅れを回復すべく引き続き東海道本線をぶっ飛ばします。
次に渡る大きな川は長良川。
この川は日本屈指の清流です。
もちろん木曽三川を構成するものの一つです。


名古屋発の列車では木曽三川の中で最後に渡るのが揖斐川。
この川を渡れば交通の要所、大垣です。



大垣に到着。
かつては東京駅から当駅まで夜行列車『ムーンライトながら(大垣夜行)』が走っていました。


大垣〜米原の間では特急列車や貨物列車などの速達タイプの車両のみが走行する新垂井線という路線でショートカットします。
そのため上の写真のように一時本線から分岐します。
おそらく新垂井線走行中に岐阜までの遅れは解消されました。


本線と合流したあと最初に通過する駅は天下分け目の戦いの地として知られる関ヶ原です。


伊吹山と思われる山が見える。
鉄道唱歌東海道編の一節に歌われている内容と同じですね。
交通の要所、米原です。
当駅より東海道本線から離れ北陸本線を走行します。
その関係で進行方向が逆転、さらに需要が拡大する当駅からは付属編成を連結します。



琵琶湖が見えます。
ただ、琵琶湖は湖西線のほうが見やすいです。



近江塩津で湖西線と合流した辺りからさっきまでの青空から打って変わって辺り一面霧に包まれております。



霧に包まれた景色は雨→雪と少しずつ変化していきあっという間に吹雪になりました。
この時点で最後に青空を確認した長浜付近を通過してから30分程しか経ってません。
恐ろしく早い天気の移り変わり、太平洋側から日本海側へ移動する旅の醍醐味。これだから旅はやめらんねーぜ!って僕にとってはこれが今年始めての雪だったので非常にテンションが上っておりまして681系の側面に打ち付けられた雪や雨の音を聞きながらまもなく運行形態が見直される特急しらさぎ号の旅を楽しんでいました。

新幹線の高架と合流。
雪積もる敦賀に到着。
当駅から先は次の3月を持って運行が終了する区間になります。
また、当駅から武生駅までの間に狭軌在来線用のトンネルの中では最長の北陸トンネルがあります。
この区間では携帯の電波が通じない時間が10分程度あります。



武生駅は少し市街地から外れた位置にある越前たけふ駅に新幹線が通るため新幹線開業後は優等列車が来なくなってしまいます。
また、写真を撮り逃したのですが人生で初めて営業中のラッセル車を見ました。



メガネフレームで有名な鯖江に到着。
奥ではサンダーバードが通過する様子が見えます。


また青空が広がっている…

どうせ特急列車はもうこない区間ですから特急列車らしい設備と新幹線の高架を合わせて写真を取ってみました。


福井に到着。


豪雪地帯特有のスプリンクラー。
このあたりまで来るとデッキはキンキンに冷えてました。



いい感じの写真が撮れました。
また雪がちらついてます。
車両基地が見えます。



終点金沢に到着。
名古屋から3時間非常に長旅でした。
もうすぐしらさぎ号で長旅を感じ取ることが難しくなることを考えると少し寂しいです。
列車によっては途中停車駅無しで走るものも出てくるでしょうからね。


鼓門の前で終了です。

東海道新幹線開業と同日に新設された北陸特急『しらさぎ』まだ完全引退するわけでわありませんが今までのようなパワフルな走りというよりかは新幹線リレーの特急として余生を過ごすことになるでしょう。
何にせよ今まで多くの乗客を名古屋・米原から北陸へ運び続けたことに変わりありません。

今までありがとう、そしてお疲れ様。


〜まとメモ〜
列車種別:特急しらさぎ5号金沢行
使用車両:681系6両(+3両編成)
使用座席:普通車指定席(2号車10番D席)
使用路線:東海道本線、北陸本線
運行区間:名古屋・米原⇄金沢
乗車区間:全区間
乗車時間:3時間










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