絵合わせ日記

日常の暮らしで、あったこと、思ったこと書きとめています…ただ今、ペットは猫と金魚です。

懐かしの菰編み機

2019-02-14 10:38:00 | 雑感
昨日、趣味どきっという番組で、民芸についてやっていたのを見ました。

奥会津の三島町だかで、冬の間、竹や、またたびや、山ぶどうで編組(へんそ)という編み組み品を作っているそうです。

もう30年も前になるかしら。

籐で編んだと思っているかごバッグを5千円程で買ってもらいました。

竹バッグや、山ぶどうバッグの編み方にとても似ていることに気が付きました。

山ぶどうバッグは、とても高級品で、ブランドバッグ並みの値段がするそうです。

竹で編んだかごの一部が、近くの縄文遺跡からも出土しており、昔からの伝統のようです。


それで、私は、思い出しました。

唐子鍵遺跡にある、ミュージアムに行ったときに、弥生時代の遺跡だと言われているその出土品の中の木製農具の一つに目が引き付けられたことをです。

二股に分かれた自然の木を利用して、それは、作られてあった菰(こも)編み機でした。

昔、祖母がまさしく二股に分かれた木を両側に立てて、ぎざぎざが所々均等に入った板を渡して、糸巻きみたいなものを前後にあやつって、わらで菰を編んでいました。

弥生時代と全然機具が変わってないんだと妙なところに感心したものです。

あの懐かしの菰編み機は、まだあるのかしら。

祖母が健在だったころから、もう40年近くたっているんだもの、もうすでに無くなっているかしらん。

今度、父に聞いてみようかと思います。

でも、一時期、昔のものは葬り去られそうな時代があったけれど、気がつけば、一時期より大事にされているんだなとうれしく思います。


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