斬る!雑草魂

北京五輪なんかどーにでもなれっ

韓国=中共VS台湾=日本?

2007-11-26 | 特定アジア

「中国への遠慮」増す
 「反米親中政策の修正」を唱える韓国の知識人らに、もう一つ聞いた。

 「では、ミサイル防衛や日米豪安保対話、海上対テロ共同訓練に韓国も参加するよう方針を切り替えるのか」――。

 作戦統制権の返還ほどには目立たないが、安全保障面で韓国がひそやかに米国と距離をとり始めた「証拠」は多い。それが、米国が主導するミサイル防衛や太平洋地域の民主国家による安保対話などへの不参加だ。

 韓国の知識人は質問に対し皆、首を横に振った。

 「次期政権も、ミサイル防衛などには参加しないだろう」。

 明快に理由を語る人は少ないが、要するに「米国との関係強化は大事だが、それ以上に、仮想敵扱いして中国に睨まれるようなことはすべきではない」からだ。

 もちろん、公式には韓国政府はそうは言わない。せいぜい「北朝鮮を刺激すべきではない」との“理由”がメディアに漏らされる程度だ。「本当は北朝鮮よりも中国への遠慮の方が大きい」(韓国のシニア記者)と言う人もいるのだが。

 今、韓国に働く最大の力は「巨大化する中国の巨大な引力」だ。左派は反米の反動として親中を志向した。そして、中国への嫌悪感を強める右派や中道でさえ、中国への恐怖から中国を怒らせそうな政策に踏み込む気はない(「統一に背を向ける韓国――恐中論が加速」 2007年2月14日参照)。

 「保守あるいは中道に回帰した韓国」は、政府が反米ムードを煽る発展途上国型の外交政策はやめるかもしれない。だが、そうだとしても、米中の間での立ち位置を示す本質的な問題では“恐ろしい中国”を前に、もう後に戻れなくなっている。

 ことに、台湾が絡む問題となると、保守や中道の人々の中でも、ことさらに親中姿勢を明確にする韓国人が多い。台湾を経済的ライバルと考える空気があるうえに、「台湾の親日振りが気に食わない」といった悪感情があるからだろう。

 その象徴が、台湾海峡有事を念頭に置き韓国政府が米国に対し在韓米軍を他地域に展開しないよう求めたことだ(「異なる道を歩み始めた日韓」=2005年11月7日参照)。

 この問題を巡っても「台湾のおかげでわが国と中国との関係が悪くされるのは迷惑このうえもない」とはき捨てるように語る知識人が多い。韓国で「台湾の民主主義は尊重されるべきだ」と語る人に出くわすのはまれで、一度会ったその韓国人も「ただ、それは私の個人的意見に過ぎない。結局、台湾に関して韓国は中国の言うとおりするしかない」との注釈を付けた。
【日経新聞 2007/11/26】--------------

全文引用すると長すぎるので一部ですが、なかなか面白いコラムです。
日本のマスゴミじゃあまり触れられることのない台湾と韓国のビミョーな関係について書かれているので興味深いですな。

>台湾を経済的ライバルと考える空気があるうえに、「台湾の親日振りが気に食わない」といった悪感情があるからだろう。
やっぱりそうなのかw 実に韓国人らしく分かり易い感情ですな。んで、台湾問題がからむと敵の敵は味方の論理じゃないけど、親中になるってw
やっぱり連中は面白過ぎるw

アメリカ・日本・台湾など環太平洋の民主国家から距離を置き、中国に擦り寄って、かつての属国時代に回帰するつもりなのでしょうか?常に周辺国からの脅威に晒される地理にある不幸もあるのでしょうけど、連中て歴史のターニングポイントで選んじゃいけないほうを選ぶんだよな。中国しかりロシアしかり。まぁそれでも全然かまわんが。

もっとも日本も笑ってられる立場じゃないけどな。台湾問題も含めて中共のイイようにされているのは日本も同じ。特に福田親中派政権の場合はネ。

もっと言えば台湾がこれからも未来永劫親日である保証もないけど。