母の誕生日のお祝いに、「ビストロモナミ」でランチ。
カウンターの予約しかとれなかったけど、思ったよりゆったりしたスペースだったのでよかった。

前菜。
定番のキッシュとキャロットラぺ、クスクスにグリーンサラダ、それと鰹の生春巻き。
キッシュはいつも通り美味しくて、サクサクの生地とたっぷりとクリーミーな中身で、母も気に入っていた。
もう少ししっかり温めて出してくれるともっと美味しいだろうなー。

パンとシードル。
自家製ではなく進々堂のものということだけど、もっちりとシンプルで料理と一緒に味わうのにちょうどいい。

スープは蜜芋のポタージュ。
スープもいつもおいしいけど、これもすごく美味しかった!
甘くてなめらかで熱々で、ほっこり。

母のメインは鱈のソテー。
大きな肉厚の鱈に柚子風味のブールブランソース。
鱈の下には白いんげん豆が隠れている。
バターソースでも軽く仕上げてあり、上品。

私は鴨のロースト。
鴨は苦手と思っていたんだけど、前にここのランチで食べたらおいしかったので、選んでみた。
弾力があって肉々しくって、赤ワインのソースともよく合っている。
香ばしい焼き目のついた、大胆な大きさの添えの野菜もおいしくて、肉も野菜もたっぷりと楽しめる一皿。

デザートと紅茶。
チョコレートムースとカシスヨーグルトアイス、クレームカラメルにフルーツ。
梨は和梨と洋梨をかけ合わせた品種らしく、なるほどちょうどその中間の味と食感。
ビターなチョコレートムースとさっぱりのカシスアイス、固めのプリン、どれもおいしくて満足。
いつもコーヒーがおいしいのだけど、気分を変えて紅茶にしてみたら、これはフツウ。
がっつりお肉を食べたことだし、大体デザートにはチョコレート系のものがひとつ入るみたいだから、
次からはコーヒーに戻ろう(笑)
母もお腹いっぱいで、それでも誕生日メッセージのついたデザートは喜んでくれて、
「やっぱり甘いものは別腹やね♪」
といって嬉しそうだった。
サービスの女性が
「お誕生日おめでとうございます。いつまでもお元気で。」
と声をかけてくださり、嬉しいのと同時に、そういう風に言われる年齢なんだなと改めて実感。
あと何回こんな風に一緒に食事に出かけられるだろう。
「次は和食にする?」
と聞くと、
「その時の体調によって、誘ってくれても、行けるかどうか分からない」
と言いつつ、
「でも、和食よりイタリアンやフレンチの方がいいわ。普段家で食べないものの方が楽しいし。」
と希望も言ってくれたので、ちょっとほっとする。
母への感謝と、自分の食いしん坊心を満たすこの企画、また立てよう