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caramel-pomme キャラメル ポンム

大好きなお菓子のこと、パンのこと……。美味しいものに出会った時のことを主に綴っています♪

3種のチョコのブラウニー

2015-11-01 09:44:19 | Weblog
いつものブラウニーは、カカオ分高めのビターなチョコレート生地にラムレーズンとカレンズ入り。
焼きあがりにもラム酒を振りかける大人向きのものだ。
今回は小さい子にも食べられるように作ってみた。
マイルドなスイートチョコの生地に、ミルクとホワイトのチョコチップを入れて。
お酒はなし。

めったに使わない家のオーブンだったので、多少の不安もあったけど、無事に焼きあがった。
普段のものより甘く優しい仕上がりに。

以前に比べ、ずいぶんチョコレートを食べる機会が増えた。
それでも夕食の後、コーヒーと一緒にひと口、チョコレートをつまみたくなる。
今日はどのチョコレートにしようかと楽しみになっている。
やっぱり少し中毒性があるのかな。


夜中に焼きあがったブラウニーの切れ端を、我慢できずにつまみ食い。
久しぶりの自分の味に、ちょっとほっとする。




満足のイタリアンランチ

2015-10-25 10:39:52 | Weblog
さんちゃん、ゆうちゃんとランチ。
今回は高槻で人気のイタリアン、「イル・キアーロ」。
一番お手ごろなパスタランチを予約してもらっていた。

全部で10席くらいの小さなお店で、シェフとサービス1人ずつ。

まずは突き出し。

玉ねぎのサブレに玉ねぎのサワークリームを添えて。
皮を焼いたものを散らした上に乗っていて、見た目にもインパクトがある。
香ばしくて、玉ねぎ甘さのあるさっくりとしたサブレと、酸味のあるサワークリーム。
このクリームもほんのり玉ねぎ風味。
はじめての組み合わせに、驚きと美味しさでこのあとのお料理に期待が高まる。
白ワインを注文しておいて正解。


冷たい前菜は、20種類の野菜とハーブを使った、このお店の定番だというサラダ。
まったりとクリーミーな自家製のツナソースを敷いた上に、柔らかな仔牛肉とたっぷりの葉野菜、ハーブ、いちじくなどが
盛られている。
いろんな食感や香りが楽しめて、ボリュームもあり、美味しかった。


パンはバゲットとフォカッチャ。


温かい前菜は鯛ときのこのスープ。
かわいらしいルクルーゼの1人用の鍋にはいって、熱々で供される。
数種類のきのこからの出汁の出たあっさりとしたスープに、ふっくらとした柔らかく蒸された明石の鯛。
トマトの酸味がアクセントになって、こちらもおいしい。


鱧と万願寺唐辛子のパスタ。
少しピリッとしたオイルベース。
小さく切った鱧の身がパスタにからみ、万願寺とうがらしの食感とカラスミの塩気とコクが合わさって、一体感のある仕上がり。


デザートは、マスカルポーネのムースと2種の葡萄。
ふんわりとした軽いムースに甘いピオーネとあっさりとしたマスカット。
間に挟まれたチュイルの歯触りが心地よく、果汁と炭酸を合わせたという泡状のソースが添えられ、いろいろな食感が重なる。
結構お腹がいっぱいになっていたので、ちょうど良いあっさり感。


コーヒーにヘーゼルナッツのメレンゲが添えられているのも嬉しい。

ふぅ~。
満足したなぁ。
肉料理をプラスすることもできるみたいで、それもきっと美味しいだろうけど、このコースで十分のボリューム。
あっさりと仕上がっているので、お腹はいっぱいだけど、重苦しくはなく、最後までおいしく食べられた。

あえて言うなら、最初の料理が出るのに随分時間がかかったのと、パンはまぁ普通かなといったところ。
前半硬い表情だったサービスの女性も、徐々に笑顔がみられたし、3人ともに満足。
また是非来てみたいと思えるお店だった。





おつかれさま

2015-09-27 13:52:12 | Weblog
工房での最後の焼成。
ここでの製作を始めたころから、ずっと応援してくれてきた伯母からのオーダーだ。
いろんなお菓子を試食してもらったけど、頑なに
「ベークドチーズ・レモンのケーキ・チョコレートのケーキ」
を繰り返しオーダーし続けてくれていた。
「横文字は難しいわ・・・」
と言いながらも、注文のファックスには懸命にメニュー表通りに書いてくれて。

今回もウィークエンド・シトロンとブラウニー。
「フロマージュも頼みたかったんだけど」
とちょっと残念そう。


元気よくふくらんで、キレイに割れ目の入ったシトロン。


ブラウニーもしっとりと香りよく焼きあがった。

約10年使い続けてきたオーブンは、さすがにこのところ、調子が出ないこともあったのだけど、
最後の働きは上々だった。
工房を始めた時、ちゃっくがプレゼントしてくれたオーブン。
ごく普通の家庭用のものだけど、私の焼くお菓子とは相性が良く、いろんなお菓子を作ることができた。
祭りのときには、数日間連続で半日くらい焼き続ける時もあり、よく頑張ってくれたなと思う。
そろそろ買い替え時かな、と思っていたところだったから、ちょうど工房を終了するタイミングだったのかもしれない。

ちゃっくにもいろんな面で助けてもらった。
この場を借りて、ありがとう。


部屋を出る日。
すべて片付いてちゃっくと話しているところに、ちゃっくのこどもたちがやってきた。
「パパだけお出かけなんてズルい!」
とママにかけあって、連れてきてもらったらしい。
ガランとした部屋は不思議な感じに見えただろうけど、最後に彼らに見てもらえてよかった。
ここでいろんなお菓子を作ってきたんだよ、といつか話す時が来るかもしれない。



最後のお菓子を食べる時間が、美味しく楽しいものでありますように。








ありがとうのお菓子

2015-09-13 20:27:16 | Weblog
長い間菓子作りのために借りていた部屋を整理することにした。

日常のお菓子、特別な日のためのお菓子、模擬店に出すお菓子。
「工房」と呼んでいたこの小さな部屋で生まれたいろいろなお菓子は、私にとって大切なものだ。

まだまだここで作り続けていたい気持ちもあるけれど、そろそろ自分を切り替えなければ、と思う。

縁あって、お菓子の製作のお手伝いをしている。
同じお菓子でも、今まで作ってきたものとは随分違うし、基本補助的な作業だ。
それでも日々新しいことに出会い、興味深く取り組んでいる。




今までお世話になった方に、感謝の気持ちを込めてお菓子を焼いた。
ブラウニー、ガトー・バスク、ケーク・アングレ、クッキー。

どれも好きなお菓子。
今食べてもらいたいお菓子。

改めて、私は自分のお菓子が好きなんだなあ、と思う。
これからも、少しずつでも作っていけるようにしたい。


最後にひとつオーダーをいただいているので、それを焼いたら
「工房」での作業は終了だ。

普段通りに。
心を込めて。








夏でもキャラメル味

2015-08-23 09:28:33 | Weblog
暑くても、いや暑いからこそなのか、時々バスクが食べたくなる。

バターたっぷりの、サクッとと、しっとりの両方の食感が味わえる生地。
濃厚なキャラメルクリームをまとった香ばしいクルミ。
一切れ食べると元気がでる感じがして、私にとっての「うなぎ」的存在だ。

自分用に焼いたものを、おすそわけすると、 
「今まで何回か食べたけど、今回のが一番おいしかった!」
と、嬉しい感想をもらった。

その時々で、作るものの味に差がでてしまうのは本当はダメだけど、きっと彼女もこの味を食べたい時だったんだと、いい方に解釈(笑)

そう、同じものでも、体調や気分によって、違うように感じることってある。
バスクは、あんまり身体が弱っている時だとかえってヘビーすぎるかも。
これがおいしく食べられたってことは、まだ大丈夫。

エネルギーをチャージして残りの夏を乗り切ろう。