ハリーポッターやら指輪物語やら、ナルニア国やらゲド戦記やら、海外児童小説原作の映画が非常に人気の昨今ですが、私が最も好きな児童小説に『精霊の守り人』(上橋菜穂子)から始まる守り人シリーズがあります。女用心棒バルサとその周囲で起こるさまざまな出来事をとおして、「運命とは」「人を守ることとは」等、実に深い命題が心にしみこんでくる、非常に良い作品です。私はこの作品をことあるごとに人にオススメしてきたのですが、なんと気付けば
『精霊の守り人』がアニメ化するっていうじゃないですかっ?!全然知らなかったョ・・・(ファン失格)。
放送時期や放送局などの詳細はまだ一切不明なのですが、どうやら制作はプロダクションI.Gだそうです。
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I.Gかぁ~・・・。
I.Gは嫌いじゃないけど、守り人がI.G・・・・・・微妙(笑)
と思ってたら
公式サイトが!
ひいぃぃっ、バルサが・・・バルサが!!
原作のイメージとあまりにも違うよ・・・。
いかにもI.Gらしい、ストレートヘアで唇厚めのキリッとしたアジア出身モデル風の美人に描かれてますが・・・誰コレ?監督は攻殻機動隊SACでお馴染みの神山監督らしいのですが、それこそ草薙素子と何の違いがあるのか・・・。
ここで注意しておきますが、私はI.Gは嫌いじゃないどころかむしろすごいと思ってますし、攻殻SACも大好きですし、神山監督は高く評価してますし、守り人のアニメ化も楽しみにしています。
けど・・・けど、やっぱりイメージと違うんですよね~。
こればっかりは原作モノの宿命なんでしょうけど、好きな作品だけに。色調もI.Gらしい色だし、なんだか見た目は御伽草子でしょうかね・・・(それは不安だ)。
小説の挿絵はジブリの二木真希子さんが手がけてるんですが、この絵が素晴らしい!個人的にはこの二木さんの絵で、そのままジブリでやってほしかった気がします(宮崎監督以外で)。守り人はスタイリッシュじゃいけないと思うんですよね~。それがI.G・・・(まだ言うか!)。
原作モノは原作と違ってナンボだと思いますし、そこにこそ魅力があるんだと思うので、違うのは構わないのですが、まだ原作を読んでいない人は、アニメの前に原作を読むことをオススメします。
ちなみに私の中でのバルサは
こんな感じ。
女に見えないという意見は覚悟の上です。
散々文句いいましたが、実際は楽しみでウキウキしてます。
期待と不安で胸がいっぱいですよ~。
ちなみに同時に曽利文彦監督で実写映画化もするらしいのですが、こっちは不安どころの話じゃない(笑