ののほんじゆうちょう

管理人nonohonが不定期にラクガキします。

08年賢介考

2008年02月18日 | たまには野球も
現在プロ野球キャンプでは練習試合が始まり、期待の選手の結果にファンは一喜一憂しています。
そして今の日ハムで一番話題を集めているのが中田翔です。しかし、そのほかの選手も、少なくとも現時点ではなかなかの結果を出しています。糸井・洋平・村田と楽しみな選手が多い中、最もノッているのが田中賢介選手でしょう。
昨季2割5分5厘、本塁打3本という成績とは思えないほどの打撃、特に長打が多く出ています。その原因は見て明らか、昨季と全くフォームが違います。

まずは上の写真をご覧ください。
画像が悪くて申し訳ありませんが、ここまでの賢介のバッティングフォームの変遷です。

まず一番左は03年か04年あたり。
北海道移転前後で、まだ賢介は一軍定着すらできていませんでした。この頃は一発長打はわかっていましたし、少ない打席ながら3割を超えるなど、ポテンシャルは周知されていましたが、安定した結果が出せませんでした。かなり引き絞ったスタンスから、更に腕を後ろに引き、ほとんど背番号全体が相手投手に見えるほど捻り、そこからノーステップで振り抜きます。
変化球には持ち前のミート力で対応しましたが、直球に振り遅れることが多く、また引っ張り方向の打球ばかりでした。

二番目は昨季07年のフォーム。
ミート重視、またバントへの移行のしやすさから、腕を異常なまでに低く構え、そこからトップへ大きく引く形になりました。腕が低い位置から水平に振られるため、左右へ広角に打てるようになった一方、長打がほとんど影を潜めることになりました。振り出しの低さから高めの直球にはほぼ力負けし、またスイング軌道のせいかそれまで対応できていた変化球にも当たらないことが多くなりました。犠打の記録こそ樹立しましたが、打率・長打では全く不満な内容でした。

そして三番目が今季08年のフォームです。
腕の高さは顔のあたりと、今までで最も高い位置。そこからほとんどトップを動かすことなく振り始めます。一方今まで低く曲げていた足は自然な高さになり、ノーステップだったものが小さめのステップでタイミングを合わせています。まず何より構えがものすごく自然で楽な構えになったというのが印象深いですね。そして入団当初に持っていた長打を期待させる強いスイングが戻ってきました。
そしてこの構え、昨季のイチロー(右)のようじゃありませんか。
個人的には今季の賢介には打率・長打とも今までで最高のものが期待できると思っています。そしてこれを機に打者としての新たな境地に突入し、チームをクリンナップとして支える選手に成長してほしいと思います。
これまで、ポスト田中幸雄として嘱望されて入団したのに、背番号3で安定守備の二塁という、いつのまにやらポスト白井一幸になりかけていましたが、今季の賢介を見ていると幸雄・白井両名をあらゆる面で凌ぐこともできるのでは、とさえ思えます。
いや~、楽しみだなぁ2008年!

35: 毛糸球

2008年02月11日 | 伝説
いろいろな手法試しまくってますね(笑
本当は2ページとかで、追いかけ続ける間がほしかったんですが。


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野球について

いやぁ、中田の練習試合デビューでの場外弾、すごかったですね。
スイングスピードはやはり半端じゃない。
あとは変化球への対応でしょうか。
こればっかりは我慢して使うしかないですね。
少なくともミッチよりは非常に楽しみな素材です。

個人的には糸井の打撃も楽しみでした。
稲葉によく似た、コンパクトに振り抜いてラインドライブで叩き込むスイングが、非常に好印象。しかし、フライの追い方などに、守備面での技術はまだまだだなと実感。逆にこれからもどんどん伸びるのかな、と思いました。

洋平、陽あたりはこれからどれだけ結果が出るかでしょう。洋平よりは陽のほうがポジション的にもタイプ的にも使われる機会は多そうですが、どちらも強いスイングをなくさないまま変化球にアジャストできるかが、生き残りのポイントになりそうです。

一方で投手陣はパッとしませんね。
まぁこの時期に試されるんだから、主戦級ではないんですが、山本・金森ぐらいでしょうかね、良かったのは。木下・植村・糸数・宮本・須永あたりから一人ぐらい先発ローテに食い込んでもらわないと困るんですがねぇ・・・。