ののほんじゆうちょう

管理人nonohonが不定期にラクガキします。

キリクのよるに

2006年09月17日 | マンガ・アニメ
『キリクと魔女』と『あらしのよるに』をDVDで観ました。
結論から言うとどちらも映像面はすごかった。キリクは特に鮮やかな色彩が、あらよるは背景やキャラのテクスチャが。
しかし正直キリクはうまく評価できません。悪くはない。物語は寓話そのもので、『何故?』とかはないんですね。主人公キリクは母のお腹にいるときから言葉を発し、自ら生まれ、生後1日目で歩き、魔女カラバの元へ赴きます。そういう物語なんです。悪く言えばハチャメチャ、だけどそれ以上に深いものを感じます。だから物語を楽しみたいと思って観ると面白くないかもしれません。しかし、これはこれで面白かったです。

一方あらよるは面白くなかった。物語は淡々と場面と時間の流れを追ってるようにしか見えず、盛り上がりもさほどない。TBS制作らしくTBSのアナウンサーがいっぱい声優に挑戦してるのですが、それがもう下手で下手で、耳障り。映像面では、絵本の水彩画のようなテクスチャを上手く表現したキャラクターに感心しました。狼と山羊の毛の質感というものがすごくよく表現されてました。そして一方で背景(特に材木)のテクスチャは独特のリアリティを持っていながら、水彩風のキャラとしっくりくるように描かれており、非常に美しかったです。この映像が綺麗で、予告編が良かっただけに期待したのですが、想像以上に淡々と終わってしまいました。残念です。

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2 コメント

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セレクトが高尚だ。 (lim)
2006-09-19 00:05:11
今までのブログなどを拝見するにnonohonさんは〝玄人うけのする通ごのみ〟の作品を数多く観てますね。私も二十歳前後はぴあの上映チェックを欠かさなかったものでした。今では女の子が可愛いとか絵柄が好みとかで選ぶていたらくです。それはそうと、毎日いろんなタッチで絵を描いても全然、破綻がありませんなぁ。こちらも玄人ウケする凄い技術です。
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いやいや (nonohon)
2006-09-19 01:37:10
高尚というか、ただ単に自分で予告編見て、見たくなっただけの話です。私も自分の好みで選んでますよ。むしろぴあのチェックなんかしてないです。



絵のほうはね、毎回自分流で描いてるので、似ないかわりにあまり破綻もしないようです(笑
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