広島原爆忌

65回目原爆忌  2010.8.7 産経新聞より 記事全文
被爆地・広島は6日、65回目の「原爆の日」を迎えた。爆心地近くの平和記念公園(広島市中区)では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が営まれ、約5万5千人が犠牲者の冥福を祈った。


秋葉市長は、今年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で最終文書に「核兵器禁止条約を含め新たな法的枠組みの必要性」が盛り込まれたことを評価。日本政府が「非核三原則の法制化」や「核の傘からの離脱」を果たし、「核兵器廃絶に向けて先頭に立つ」よう求めた。

広島市の子供代表による「平和への誓い」では、「ヒロシマの願いを世界へ、未来へ、伝えていくことを誓います」と読み上げた。

各国代表は、昨年より15カ国多い過去最多の74カ国の大使らが出席した。初出席は核保有国の米英仏など17カ国。同じ核保有国のロシアは11年連続で参列したが、中国は2年連続で欠席した。

記帳開始の昭和27年以降、2626万9446人が死没者名簿に記された。



秋葉市長が、「非核三原則の法制化」や「核の傘からの離脱」
を政府に求めたという。 

このことについて 菅直人首相が6日、広島市での記者会見で
「まず、あの秋葉市長のそうした発言というのは、我が国が特に広島・長崎が受けたこの原爆の惨禍を二度と、ま、繰り返してはならないと。そうした核軍縮に向けた強い思いを込めて、おっしゃったんだと思っております。ま、そうした思いは共通なところもあります。一方、国際社会では、核戦略を含む、ま、大規模な軍事力が、まだまだ存在しており、また、核兵器を始めとする大量破壊兵器の拡散といった現実もあるわけでありまして、そういった、引き続き不透明、不確実な要素が存在するなかでは、抑止力というものは、核抑止力というものは我が国にとって引き続き必要であると、このように考えております。また、非核三原則については、私の内閣においても、堅持することに、その方針に変わりはありません。非核三原則は、我が国の重要な政策として内外に知られていると、このように理解をいたしております」

と、否定。 現実を認識することは大切でありますね。

しかし、なんですかね… 子供代表に「誓い」を読み上げ
させるという形式には、いつも違和感を覚えるんです。
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