兎も角も

ともかくもいちにちぐらしとぞんずべくそうろう ・・・ 芭蕉

扇風機を解体

2005年04月28日 | 身近なこと
壊れた扇風機を捨てるには、プラステイック部分と金属部分
を分けなければなりません。ドライバーとペンチで分解する
ことにしました。始めるとなかなか面白い作業でした。

カバーを外すと、細かなバネや 細いコイルが幾重にも巻かれ
たものとか、いろいろな形をした部分がでてきました。こうい
う一つ一つが係わりあって 風を送っていたのだ、などとは考
えたこともありませんでした。

壊れていた部分はほんの一部分、本体とコードが繋がっていた
所だけのようでした。しかし、そのことに気がついた時は既に
バラバラで修復不能状態になっていました。可哀そうなことを
しました。

不具合が生じた場合、先ず全体の形やまとまりをなくしてみる
と、修理できることもあるのだ と、学びました。 
ただし注意深くしないといけません。
                  

小泉政権四周年

2005年04月27日 | 社会・政治
小泉総理は群集に踊らされるような指導者ではなく、
静かに時を待つことのできる方です。
自分の名誉や利得のためにではなく、国民の益になる
と信じたことを成し遂げるために、最善を尽くして働
かれます。困難にも怯まず、理屈に合わない幼稚な反
対にも辛抱強く耐えられます。
あなたのような政治家がいらっしゃることを、とても
嬉しいく思っています。政権4周年おめでとうございます。

JR福知山線脱線事故

2005年04月26日 | 社会・政治
25日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市久々知の
JR福知山線・尼崎駅と塚口駅の間で、快速電車の
前の5両が脱線したもので、このうち、2両が線路脇
のマンションの1階部分に衝突し、車両が大きく壊れ
ました。兵庫県警察本部によりますと、この事故で亡
くなった人は73人に上っています。けがをした人は、
442人となっています。警察や消防によりますと、
1両目の車両には、まだ生死が不明な数人がいるもよ
うだということで、救出作業が続いています。NHK


JR西日本が「置き石の可能性がある」としている、
レール上の痕跡の分析をはじめ、これから事故原因の
調査が行われましょうが、信じられない大惨事です。


柳田邦男さんが20年も前に出版された本の中で、この
ように書いていらしたのを思い出します。

『大事故が起こると、関係者はしばしば「信じられない」
という感想を漏らすが、それは危険な内実がふだんは見え
ていなかったことによるものであろう。その意味では、多
くの事故は見かけ上は「信じられない事故」という形態を
取る。』
『続発する物騒な事故の共通項は何であろうか。一つ一つ
の事故原因を見ると「まさかそんなミスを」「そんな欠陥
が」「そんな故障が」と考えられていたに違いないものば
かりである。
つまり共通項とは、人間はとんでもないミスを仕出かす動物
であり、人間が作った装置はどんなところに欠陥や故障が入
り込むか油断も隙もない、ということである。
安全のために、フェイル・セーフの機構が何としても必要な
理由は、そこにある。いまのままでは、とてつもない大事故
がもっと起こる危険がある。』


もう20年も前に、フェイルセーフの必要が認められていた
はずなのです。私は、電車などには当然ATS装置がついて
いるし、人為的なミスによる事故は未然に防がれるはずだと
思っていました。それなのに!

事故直前に同線伊丹駅で同電車は、オーバーランを起しまし
た。その距離について、始めは約8メートルと報告していま
したが、実際の距離は約40メートルだったということも判っ
ようです。

しばしば問題のあったとされる、23歳の運転士に何百人の
命が託されていたというのだろうか!JR西日本の安全管理
はなっていない。

中山文部科学相

2005年04月24日 | 社会・政治
3月の参院予算委員会での中山文科相の答弁をTV中継
で聞いて以来、適任の大臣だと思っていました。24日の
朝日新聞に、クローズアップ記事が載っていました。
(朝日も、社説とか素粒子など止めて、こういう
取材記事で事実だけを書いてくれたらいいのに)


「詰め込みよりたたきこみ」「漢文の素読をすべきだ」
などと厳しいタイトルですが、内容は教育者として至極
当たり前のことを、姿勢を正しくして述べていらっしゃる
と思いました。決して精神論風な考えではありません。

それに対して解説記事にはこのようなことが書かれてい
ました。
 【だが、彼の考え方は子どもたちに届くのだろうか。
 中高生からは「競い合う先に何があるのか」という
 感想が寄せられた。
 「がんばれば一生が有意義で幸せなものになる」と
 信じる中山氏と、「その幸せとは何なのか」を問う
 十代と。両者の落差はあまりにも大きい。】


幸田露伴の「努力論」にはこのように書かれています。
 
 人はややもすれば努力の無功に終わることを
 訴えて嗟嘆するもある。然れど努力は功の有と
 無によって、これを敢えてすべきや否を判ずべ
 きではない。努力ということが人の進んで止む
 ことを知らぬ性の本然であるから努力すべきな
 のである。


私は、「競い合う先に何があるのか」という問いに、答え
る必要はないと思っています。
「やればわかるよ。やってごらん」でいいのです。なぜな
ら、今の若者に対しても、「努力すること自体が人の本性
である」という期待を、当然持って良しと思うからです。

数十年で人間の本質が変わることはありません。しかし、
環境は大きく変わっています。私は、今のように目まぐるし
く移り変わる雑多な環境を、シンプルにもどしてやる必要は
あると思います。

残酷な映像などが青少年に与えている影響を調べ、規制す
べき対象はそうするべきです。また、教育現場で進められて
いる「男女共同参画」も検証し、見直すべきところはそのよう
に正すべきだと思います。

中山文科相は「教育とは百年の大計ですよ。そう思って先を
見てやってるつもりですけどね」と言われています。反発も
多いでしょうが、頑張っていただきたいと思います。

アジア・アフリカ首脳会議

2005年04月23日 | 社会・政治
 小泉首相演説要旨【過去50年の歩】部分

 50年前、バンドンに集まったアジア・アフリカ諸国の前で、
我が国は平和国家として、国家発展に努める決意を表明しま
したが、現在も、この50年前の志にいささかの揺るぎもあり
ません。
 我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、
とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え
ました。こうした歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反
省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ、我が国は
第二次世界大戦後一貫して、経済大国になっても軍事大国に
はならず、いかなる問題も、武力に依らず平和的に解決する
との立場を堅持しています。今後とも、世界の国々との信頼
関係を大切にして、世界の平和と繁栄に貢献していく決意で
あることを、改めて表明します。


これは、「謝罪外交」などと言われる演説ではありませんね。

  日本は平和国家として国家発展に努め、世界の平和と
  繁栄に貢献してきました。今までも、これからも、変
  わりません。世界の皆さんにはお認めいただけること
  でしょう。
  しかし、日本の貢献を自国民にも知らせず、繰り返し
  文句を言い続ける国は・・どうも・・ナンですねぇ
  いや、こんなことは言いませんがね 


という感じ。言わずに踏みとどまるところが、なかなか。
って、思いましたが・・。

あいまいな不安

2005年04月22日 | 社会・政治
ある掲示板に書き込んだこと

Kさん
私は、創価学会・公明党に対してあいまいな不安を持って
います。

例えば、公明党の体質は、政界回顧録にて政党の在り方を
批判した元公明党委員長竹入氏に対する、品性を欠いたバ
ッシングなどにも現れていると思います。批判者の人権は
いっさい認めようとしない党が、人権擁護法案成立に熱心
です。

古賀氏は「私の不行き届きと力不足で、未だに最初の関門
を突破できない状況だ。公明党の皆さんには申し訳ない」と
言っていました。その後、公明党は法案成立に慎重な姿勢に
なったと報道されましたが、反対意見の沈静化を待っている
だけでしょう。池田氏に対する色々な情報がネットに流れた
り保存されたりするのも都合が悪いことだと想像します。

野中氏も創価学会に近く、森氏引退後の総理総裁候補として
公明党が一時強く推していました。公明党は、外国人の地方
参政権も要求しています。色々な分野に創価学会が入り込ん
でいますし、小沢一郎氏と組んで政権内部にも入った公明党
を、批判できる自民党議員はいません。公明党を率いる池田
氏が全体主義国家を目指しているという指摘を、間違ってい
ると思われますか?

国民の支持率は数パーセントではありますが、上手く扇動す
れば、理性ではとめることの出来ない熱狂的な共鳴作用を引
き起こすことが出来るのではないかと思います。
まとまらない書き込みでごめんなさい。

Kさん いつものきっちりと整理された理論で、私の不安を
払拭してくださ~い。

Jさんの投稿の一部
   国の難儀を省みず…私利私欲にだけ心血を注いでいる
   政治家等を見ていると、過去に有った青年将校が引き
   起こした反乱事件を思い出す。だが今の日本人にあん
   な熱い血が流れているであろうか…?今の時代は無責
   任が美徳だから無いだろうね…。

宗教の・・特にカルトと見られるグループには、いつの時代も
「熱い血」が流れているのではないでしょうか。

魔女修行の本

2005年04月21日 | 本と映画の話
「西の魔女が死んだ」梨木香歩著 新潮文庫

去年、孫ができまして、私はおばあさんになりました。
でも、ただのおばあさんではなく、私はちょっと不気味
なおばあさんになりたいのです。なので、そろそろ修行
を始めねばなりません。心を耕し、体を鍛え、手の業を
修めたいと思っています。

この児童書はそんな私の味方になってくれる本でした。

「竹生島」

2005年04月20日 | 謡と仕舞
久しぶりのお稽古でした。

 謡曲は「竹生島」
  おもしろや頃は弥生のなかばなれば。
   波もうらゝに海のおも。
   霞みわたれる朝ぼらけ。
   のどかに通ふ舟の道。
   憂きわざとなき。心かな。

 仕舞いは「紅葉狩」
  師 ・・どうです。そろそろお舞台に。6月には?
  私 ・・トンデモ トンデモ
  叔母・・袴なら何枚もありますよ
  私 ・・イエ イエ
  師 ・・経費はご心配なく
  私 ・・イヤ イヤ 
  ダメデス!ゼッタイシマセヌデキマセヌ!
  ねぇ 
  

頑張っているお店

2005年04月17日 | 社会・政治
小さな商店街で頑張っていたパン屋さんが、今日で閉店に
なってしまいました。近くにスーパーマーケットが出来た
り、一世帯あたりの家族人数も減っていることから、売り
上げが少なくなっていることはわかっていましたが、電話
で注文すると配達してくれたり、車で売りに廻ったりする
など工夫をしていたお店です。しかし、機械の入れ替えが
必要になったのを機に、閉店を決めたということです。
地道な商売をしていたお店が、このように消えていくのは
淋しいものです。私も最近はついでにスーパーで買うこと
も多かったので、近くのことに鈍感だったなぁと、つくづ
く思います。

パン屋さんとは違う商店街にあるお豆腐やさんも、やはり
売り上げが少なくなって困っています。たまたま犬と散歩
中の夕方に立ち寄り、ガンモドキ2枚買っただけなのに1枚
余分に入れてくれました。次に寄った時お礼を言うと、
「余ると捨てなければならないのでね」と言われました。
そして、材料を選ぶところから全て手作りした製品を捨て
なければならないのは、お金には換算できない辛さがある。
今日はレジの中にまだ千円札が2枚しか入っていないのだと、
少し笑いながら話してくれました。

たくさん稼ごうと思っているわけではない、穏やかに黙々
と商売をしている人たちが、立ち行けなくなる、または続
ける気力がなくなってしまうとは。地域にとってとても残
念なことだと思います。

冷静な小泉総理

2005年04月16日 | 社会・政治
「暴徒化して危害を加えないのなら、デモ自体は決して
悪いことではない」 と小泉さんが言っていました。

中国の人たちが自由に意思表示できるのは良いことです。
そうなると、中国政府は困ることになるのでしょうがね。

小泉内閣と経世会の内閣とは対応が全く違います。
小泉さんには大義があります。郵政民営化も、道路公団
民営化も、今まで思うように予算を使ってきた経世会を
壊すことになるでしょう。そしてもう、以前のように、
自民党の言いなりになる首相が選出されることはなくな
ることでしょう。

冷静に筋道を通してゆく小泉さんは、優れたリーダーだ
と心から思います。

追記 20日
小泉首相は19日昼、中国での反日デモに関連して、首相
の靖国参拝が中国国民の感情を傷つけているいるとの指摘
について
「そうじゃないと思う。不戦の誓いと、戦没者への哀悼の
念で参拝している」と述べ・・略・・
さらに、国益を損なっているとは思わないか、との質問に
「思いませんね。それぞれの国に歴史もあるし、伝統もあ
るし、考え方の違いもありますから」と語った。

 仮に靖国参拝を辞めたとしても、中国との関係が好転す
 るとは思えない。つぎには教科書問題 、次々に内政干
 渉が続くでしょう。キリナイネ!
 小泉さんの対応を支持します。