月末です。
新しい言葉を紡げない季節が
またやってきました。
「何やってんだろ、オレ」
毎月そう思いますが、
なんの改善も見られないまま
次の月末にダラダラ突進する日々です。
銀行郵便局その他の役所が
僕は全て苦手です。
彼等の職業柄と言うのでしょうか、
あの何ともスクエアな雰囲気に接していると、
カラダの芯が傷んできそうな不快感がくるのです。
ソーシャルサービスとしての役所は
近代文明に不可欠 . . . 本文を読む
僕の肌はとても丈夫です。
火傷を負っても痕が残ることはほとんどありませんし、
マジックリンやハイターの原液を素手で触っても
手荒れすることはないほどです。
年齢と共に多少その性能は劣化しているようですが、
それでも「皮膚科」に通ったとは一度もありません。
ニキビというのも出来たことはありません。
ま、これは食生活が適度に貧乏であったことに由来するのでしょうが、、。
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最近知り合った24歳の女性、晴美ちゃん(仮名)は美容師です。
小柄ですが水泳で鍛えた身体は、
口数の少ない表面と違い、
いつもはち切れそうです。
ご両親は現在でも教職についておられ、
とても古風な厳格さが家中にみなぎっていると言います。
二十歳の時に大手の美容室に入り、
今年の3月に退職しました。
やっとお客を「任され」た矢先のことです。
彼女は前触れなく、いつも突然やってきます。
「あたし、仕 . . . 本文を読む
昭和と言う古い時代、
東京オリンピックという歴史上の大イベントの少し前、
僕は小学校に入学した。
しかし、
メガネをかけた同級生は一人も居なかった。
学校中を探しても、
ひとりふたりの近眼の児童が、
男の子は大きな黒ブチの、
女の子はマゼンタ色の、
男の子用よりは少し華奢なフレームのモノをかけているくらいだった。
彼らはたいてい「メガネ」という渾名で呼ばれていた。
マンガのキャラクターで
ガリ . . . 本文を読む
僕の育った時代、
近在には「強権家」の頑固おやじが溢れていた。
おやじ達はなべて「寡黙」であったから、
叱られた子どもたちは、
「何故叱られたのか」を
自分で考えなければならなかった。
しかもおやじ達はよく間違いを犯していた。
間違っていても「訂正」しないのが当たり前のことで、
従って子どもたちは年頃になると
「正しく叱られたかどうか」の検証も
自前でこなさなければならなかった。
子どもなりにと . . . 本文を読む
1980年。
今風に言えば僕はフリーターだった。
二つの効率の良いアルバイトをしていたから、
収入には申し分なかった。
おそらく現在よりも「稼いでいた」からだ。
念願だった「鉄の扉」のついたマンションに引っ越し、
犬や猫が居て時々通ってくる女性も居た。
有り余る時間を僕は存分に浪費することが出来た。
前述の天才Kがカセットテープに吹き込んで寄越す、
「新しいメロディ」に「言葉」を象嵌することと . . . 本文を読む
この一週間、
「PCごとき」に翻弄されておりました。
PowerBook/G3にG4のプロセッサカードを差したものを
普段使いしていたのですが、
数週間程前から「速度」が出ないことに加え、
すぐに「落ちる」現象に悩まされていました。
実は夏にも同じ症状が出て、
その時は内臓のハードディスクがCPUの発熱にたえきれず、
お亡くなりになったのでした。
今回も「同じ」だろうと高を括り、
「ミズテン . . . 本文を読む
三つの息子が急にオネショをするようになった。
本人も濡れた布団や寝間着にかなりショックを受けているようだ。
寝言も頻繁に言うようになった。
夜中にいきなり、
「天敵」らしいクラスの子の名前を叫んだり、
「熱が有りそうだから(保育園)やすむ」という寝言に
夜毎、魘されはじめたのだ。
あぁ、オマエもタイヘンだ。
彼の人生で最初のストレスが降ってきた様だ。
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ジョルジュ・ムスタキの「私の孤独」を聴きながら、
中秋の寂寥を飲み干してみるか。
ムスタキ23才、
18才年上のエディット・ピアフとの出会い、
熱愛、
破局、
放浪。
ランボー、
コクトー、
ラディゲ、
そしてムスタキ。
吟遊詩人という括りはいくつになっても
私をときめかせる。
彼等は「神」や「悪魔」と
「約束の酒」を交わしながら
さまざまに流れて行く。
そして人知れず費えるのだ。
詩人を . . . 本文を読む
十月某日、午前二時を回った頃。
私はくだらない仕事の残滓を
だらだらと飲みながらようやく片づけ了え、
仕事場の腐食し始めたドアを蹴りあけて、
小雨の通りに出た。
日本で一番バスの往来の多いという通りだが、
さすがにこの時刻になると車通りは少ない。
タクシーが一台、クラクションを鳴らしながら
私の足元に飛沫を飛ばして走り過ぎた。
クラクションの理由を探して
私は歩道から車道を見渡した。
酔漢が車 . . . 本文を読む
拙文「Karma Crabの頃」で、
「中古車流通の現場」で自動車重量税の二重取りが
平然と行われていたことをお話ししましたが、
先日のニュースで、
今度は「自賠責保険」の「横道支出」の問題が明るみに出ていました。
「自動車賠償責任保険」は原付自転車から大型トラックまで、
「路上を走るエンジン付き車両」全てに義務づけられた保険です。
400cc以上の車両ではこれを掛けていないと車検が通りません。 . . . 本文を読む
和歌山で見つかった
「ハテナ」という微生物がおもしろい。
細胞分裂すると
片方は口のような器官が発達して藻を食べ、
もう一方は光合成によってエネルギーを産み出すそうです。
ひとつの個体から動物と植物が発生する訳です。
そういえば、マユツバ面白ネタで
何年間も「食事」を摂らないのに
痩せもせず健康に過ごしている人々が居るとTVでやってました。
特殊な例として学会もその能力の存在は認めているそうです . . . 本文を読む
★和泉元彌がプロレスデビュー?
☆新潟中越地震の時、温泉旅行のついでに被災地を訪ね、
「時間が空いたので三時間だけボランティアします」などと、
真顔で事務所に申し出た(複数の)「お気楽家族」を思い出しました。
(念のために申し添えますが、これは「迷惑行為」です)
ミルマスカラスばりの必殺空中技を練習中とのことですが、
さてさて。
★野田聖子議員、一転「賛成票」?
☆選挙時の公約に対する「民意」は . . . 本文を読む
今夜は
「Waltz For Debby/Bill Evance」
を聴きながら。
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僕は床屋が苦手です。
もう三十年近く行ってません。
厳密に言えば、
どうしてもパーマネントを掛けたかった時に
美容室に一二度行きましたから、
それ以来ご無沙汰なのです。
二十歳の時に、
梅雨時の後ろ髪のう . . . 本文を読む
今夜はトム・ウェイツのデビュー盤を聴きながら、
だらだら行ってみたいと思います。
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ご質問を頂きました。
「『柿月夜、連々』はどう読めばいいのでしょう?」
如何様でも構いません。
「かきづくよ、つれつれ」でも
「かき、つき、よる、れんれん」でも
お好きにお読み下さい。
字面からのイメージだけで
サブタイトルにしました。
もう少し秋 . . . 本文を読む