英国のお話。
90年代の終わりにロンドンでポテチ裁判が結審しました。
ある菓子メーカーのポテトチップスを食べると子ども達が暴れ始めるのは、
未承認の保存料を使用しているせいだというのがこの裁判の原告の主張でした。
判決はほぼ100%原告の言い分を認め、菓子メーカーに改善命令が出されました。
このとき、問題になったBHT、BHAという保存料は、(外交の関係上)
実は日本では規制対象外で、インスタント . . . 本文を読む
貴族階級は歴史的な民主化の流れの中で淘汰され、
独立した階級としてはイギリスやフランスといった
「貴族の本場」でも存在が曖昧になってきています。
バブルの頃、
資産家だらけの日本は
高価なブランドをやたらに欲しがりました。
ゴッホの「ひまわり」、
ハリウッドの映画会社、
フランスの古城、
イタルデザインの家具、
高カロリーの洋食、
身の丈に合わないデザイナーズスーツ、などなど。
なんで?
どーし . . . 本文を読む
80年代後半、世の中はバブルの真っ盛り。
日本円で買えないモノなどないとばかりに
大勢の成金達が世界中に日本の恥を撒き散らしたあの時代。
僕自身には何ら影響のない、
恩恵もなければ干渉もしてこないあの時代、
世の中の趨勢を、ただ眺めて僕は暮らしていた。
あの頃もそれ以前も、
そしていま現在も大して変わらぬ「貧乏暮らし」だ。
60年代、世の人々は「今よりも贅沢を」を目標に人生を計画し、
親は子にで . . . 本文を読む
一年前の北海道警の裏金造り発覚から
名古屋、愛媛と内部告発が続いてます、
先鞭を切って告発した元道警の方は
様々な圧力やイヤガラセに、
耐えているんでしょうね。
極論ですが、警察と組関係が癒着しやすいのは
お金好きな「同類」だからです。
組織下部の「前線」にいる警察官は
まだ服務規程に頑縛られてるから、
かろうじて良識の範囲で仕事してるんでしょうが、
実際の現場に出なくていい幹部連中(一級国家公 . . . 本文を読む
ミクロネシア連邦にある美しい島、
ポナペ(ポンペイorポナペイ)からの情報。
S氏は八年前に同島に移住し
GT(ジャイアント・トラウト)を
釣らせる観光漁船を生業にしている。
氏のオモシロ島暮らしは
「ポナペ」で検索して頂くと
ヒットするほぼ全ページに
掲載されているようなので割愛する。
日本に見切りをつけポナペに移住したS氏が、
美しいこの島々でどうしても
許せないことが3つある。
1.港 . . . 本文を読む
セールスビジネスをうまくやるためには
ふた通りの方法があります。
劣等感を刺激するか、
あるいは優越感をくすぐるか、です。
「みんなが持ってるのに
あなたがまだ持ってないなんて」という切り口と、
「みんなが持ってるものじゃなくて、
これはまだあなただけしか持てないひとつうえのランクの、、」
という言い回しの違いでお解り頂けますでしょうか?
例えば「教育」。
草創期には学校関係者から白眼視されてい . . . 本文を読む
1999年、
プノンペンに妙齢の男女が降り立った。
女性は60代、
白いパンツスーツに大きな庇にコサージュの付いた帽子、
大きな指輪と胸元のネックレス、、
これ見よがしに「お金持ち」であることを主張していた。
男性の方は女性の出で立ちほど派手ではないが、
明らかに仕立ての良さそうな麻のスーツに開襟シャツ、
素性の良さは見て取れるスタイルであったが、
顔中赤らんでいて、足下も覚束ない様子だ。
「 . . . 本文を読む
一般市民の教育レベルが墜ちるとどういう事になるか、
端的な例を見つけたので報告します。
信号機のない横断歩道。
足の不自由な方が杖をつきながらゆっくり渡っている。
車道を走っていた自転車が少し減速しながら歩行者をかわして通り過ぎる。
大型ダンプカーがやはり減速しながら、
しかし「決して停止」することなく、
ノロノロと間近まで接近し、
歩行者が渡りきるのを待っている。
かなりイライラしているのがブ . . . 本文を読む
化合物の話です。自然界のモノを化学的に合成することは「20世紀」の一つの成果です。
でも、「合成されたモノ」と「自然のモノ」には決定的に違いがあります。分子構造も同じで、見た目も同じに見えるのにナニが違うの?分子構造全体の「姿」が「逆向き」なんです。たとえばグルタミン酸ナトリウム、みんなお世話になってる「うまみ調味料」ですね。グルタミン酸自体は自然界に存在する化合物です。「グアニル酸」「イノシン . . . 本文を読む