瓦版CARAVAN

かけがえのない我が子、天日古と大日人への遺言一式。「心を強く生き抜いて」と切に願いながら。04.10~07.3

ZIZO 2

2018-02-19 | ワルいヤツら
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再掲載『森の学校117』~「軍靴の響きが聞こえる」2004.11

2012-03-02 | ワルいヤツら
ロシアがプーチンという人材を獲得したのは、 アドルフがドイツで台頭した経緯に似ています。 ことに最近、 『院政』を敷き始めた彼の行動が 『ロシア正教』を利用した悪辣さに満ちているので不安です。 「政」と「教」に都合の良い顔で 「軍」を統括できる現在唯一の人物だからです。 麻生君が北方問題で、 ロシア側を遣り込めたと言うニュースは 明らかに外務省の思惑が見え隠れしていたので信ずるに足りません。 彼 . . . 本文を読む

再掲載『森の学校116』~「暴れるポテトチップ」2004.12 

2012-03-01 | バベルの妖怪
英国のお話。 90年代の終わりにロンドンでポテチ裁判が結審しました。 ある菓子メーカーのポテトチップスを食べると子ども達が暴れ始めるのは、 未承認の保存料を使用しているせいだというのがこの裁判の原告の主張でした。 判決はほぼ100%原告の言い分を認め、菓子メーカーに改善命令が出されました。 このとき、問題になったBHT、BHAという保存料は、(外交の関係上) 実は日本では規制対象外で、インスタント . . . 本文を読む

再掲載『森の学校115』~「月末ラプソディ」(2005.8)

2012-02-12 | 閑話
月末です。 新しい言葉を紡げない季節が またやってきました。 「何やってんだろ、オレ」 毎月そう思いますが、 なんの改善も見られないまま 次の月末にダラダラ突進する日々です。 銀行郵便局その他の役所が 僕は全て苦手です。 彼等の職業柄と言うのでしょうか、 あの何ともスクエアな雰囲気に接していると、 カラダの芯が傷んできそうな不快感がくるのです。 ソーシャルサービスとしての役所は 近代文明に不可欠 . . . 本文を読む

再掲載『森の学校114』~「真夏の夜の疱疹」その後(2005.7)

2012-02-11 | 閑話
僕の肌はとても丈夫です。 火傷を負っても痕が残ることはほとんどありませんし、 マジックリンやハイターの原液を素手で触っても 手荒れすることはないほどです。 年齢と共に多少その性能は劣化しているようですが、 それでも「皮膚科」に通ったとは一度もありません。 ニキビというのも出来たことはありません。 ま、これは食生活が適度に貧乏であったことに由来するのでしょうが、、。 ::::::::::::::: . . . 本文を読む

再掲載『森の学校113』~「真夏の夜の疱疹」(2005.7)

2012-02-10 | 閑話
最近知り合った24歳の女性、晴美ちゃん(仮名)は美容師です。 小柄ですが水泳で鍛えた身体は、 口数の少ない表面と違い、 いつもはち切れそうです。 ご両親は現在でも教職についておられ、 とても古風な厳格さが家中にみなぎっていると言います。 二十歳の時に大手の美容室に入り、 今年の3月に退職しました。 やっとお客を「任され」た矢先のことです。 彼女は前触れなく、いつも突然やってきます。 「あたし、仕 . . . 本文を読む

再掲載『森の学校112』~爽々茶話、第三夜「眼鏡」(2006.2)

2012-02-09 | 閑話
昭和と言う古い時代、 東京オリンピックという歴史上の大イベントの少し前、 僕は小学校に入学した。 しかし、 メガネをかけた同級生は一人も居なかった。 学校中を探しても、 ひとりふたりの近眼の児童が、 男の子は大きな黒ブチの、 女の子はマゼンタ色の、 男の子用よりは少し華奢なフレームのモノをかけているくらいだった。 彼らはたいてい「メガネ」という渾名で呼ばれていた。 マンガのキャラクターで ガリ . . . 本文を読む

再掲載『森の学校111』~爽々茶話、第一夜「湯呑み」(2006.1)

2012-02-08 | 閑話
僕の育った時代、 近在には「強権家」の頑固おやじが溢れていた。 おやじ達はなべて「寡黙」であったから、 叱られた子どもたちは、 「何故叱られたのか」を 自分で考えなければならなかった。 しかもおやじ達はよく間違いを犯していた。 間違っていても「訂正」しないのが当たり前のことで、 従って子どもたちは年頃になると 「正しく叱られたかどうか」の検証も 自前でこなさなければならなかった。 子どもなりにと . . . 本文を読む

再掲載『森の学校110』~「涅槃のヘラクレス達へ」(2005.10)

2012-02-07 | 日と月と水
1982年、夏。 あまり顔を合わせたこともない伯父の通夜。 幼少時より弱視の傾向があった伯父は、 晩年を殆ど失明状態で過ごしました。 僕が中学を卒業する頃には 完全に見えなくなっていたと聞きましたから、 以来外出もしなかったのでしょう。 機械設計が趣味で、 失明後も手探りで玩具の修理などをこなし、 屋内の簡単な電気設備は自分で修繕していたようです。 弔問客も一段落付いた夜半。 庭先に二台の車が . . . 本文を読む

再掲載『森の学校109』~「遮眼帯をつけた鸚鵡たち」(2005.3)

2012-02-06 | ワルいヤツら
1993年、晩秋。 テーブルの電話が鳴った。 旧い黒電話のけたたましい呼び鈴。 僕は受話器を取り「はい。00です」とはっきり発音した。 仕掛けたテープレコーダーの集音状態を確かめたかったのだ。 「今夜、10時ですね。わかりました」 時間の確認だけが用件の通話はすぐに切れた。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . . . 本文を読む

再掲載『森の学校108』~「トリコロールの陥穽」(2005.3)

2012-02-05 | ワルいヤツら
94年冬。 一本の電話がかかってきた。 5年前から行方知れずになっていた友人Mからだった。 「会いたいです」 彼は空隙を一言も説明せずにそう言った。 青森出身のMは地元の高校を出てから 五年程自衛隊三沢基地に勤務したが、 ある「夢」を追って退職、 一時帰省することもなくその足で上京した。 知り合った当時、 その力自慢を買われて Mはいかがわしい飲み屋だか風俗店だかの店長を任されていた。 ミシュ . . . 本文を読む

再掲載『森の学校107』~「バベルの妖怪、その4」(2004.12)

2012-02-04 | バベルの妖怪
貴族階級は歴史的な民主化の流れの中で淘汰され、 独立した階級としてはイギリスやフランスといった 「貴族の本場」でも存在が曖昧になってきています。 バブルの頃、 資産家だらけの日本は 高価なブランドをやたらに欲しがりました。 ゴッホの「ひまわり」、 ハリウッドの映画会社、 フランスの古城、 イタルデザインの家具、 高カロリーの洋食、 身の丈に合わないデザイナーズスーツ、などなど。 なんで? どーし . . . 本文を読む

再掲載『森の学校106』~「ゲゲゲの鬼太郎は高層マンションに住まない?」(2005.10)

2012-02-03 | ゴシップ
相変わらずの風水ブームですが、 東京大阪名古屋などの「人口過密地帯」では DR.COPAの言うことをそのまま当てはめるのは 「ムリがあるなぁ」と思います。 高層マンションや 雲を突き抜ける近代的なビルの運勢を、 デンと地表に座り込んだオカルト科学をもって どうこうしようと「企む」ほうが間違っています。 ユングも指摘しているように、 人間と地球との関係は 決してそれぞれが孤立したモノではないはずで . . . 本文を読む

再掲載『森の学校105』~「夏休みの宿題」(2005.10)

2012-02-02 | 日と月と水
小学生五年生の夏休み。 父親の顕微鏡を持出し、 僕はあちこちから集めてきた「水」を覗いていた。 山の涌き水を細い塩ビ管で自宅に引き込んだ水道水、 目の前を流れる用水路の水。 その用水路が流れ込む「本川」と通称された河川の水。 南国らしい八月のスコールの雨水。 自宅の池に流れ込む清水。 排水路の糸ミミズのわいた水。 身の回りのあらゆる水を、 ヤクルトのガラス瓶に詰め、 スポイトでガラス板に載せて覗い . . . 本文を読む

再掲載『森の学校104』~「Karma Crab(カルマクラブ)の頃」(2005.7)

2012-02-01 | 閑話
1980年。 今風に言えば僕はフリーターだった。 二つの効率の良いアルバイトをしていたから、 収入には申し分なかった。 おそらく現在よりも「稼いでいた」からだ。 念願だった「鉄の扉」のついたマンションに引っ越し、 犬や猫が居て時々通ってくる女性も居た。 有り余る時間を僕は存分に浪費することが出来た。 前述の天才Kがカセットテープに吹き込んで寄越す、 「新しいメロディ」に「言葉」を象嵌することと . . . 本文を読む