フルールはお陰様で比較的元気にしています。
痴呆が進んできたようで、痴呆の時間の中に正気の時間が出てくると言う、今はその狭間にいるようです。
寝ていても失禁をするということもでてきました。
起きて立ち上がるとソファーカバーが濡れている時があります。
ぐっすりと眠っているので、自分が失禁をしているのに気付いていません。
完全に呆けているのではなく、たまに若い時のフルールに戻ります。
誰かに向かって構えてちょっかいを掛け、相手が反応をすると無視すると言う、昔からの癖です。
しばらくそんな姿は見られませんでしたが、正気の時間になると見られる時があります。
きっと気分は若い頃に戻っているのでしょう。
眠っている時以外はひたすら歩き続けます。
疲れるからと抱いてソファーに戻し抱っこをすると嫌がって鳴きます。
そして歩き続けます。
頃合いを見計らってソファーに上げて横にならせ、赤ちゃんをあやすようにトントンと軽く叩いていると寝始めます。
一度深い眠りに入ると何があっても起きません。
目薬を点そうと揺り起こそうと、何も反応もせずに眠っています。
呆けていてもどれだけ手が掛かろうと、生きていてくれているだけで嬉しいです。
無事に一緒に年が越せればこれほど嬉しいことはありません。