前日の記事で、先生とされた通訳の記事が・・・
都内で開かれた中国進出セミナーで、
上海万博で高級日本料亭「紫」を運営した柿澤氏の通訳を務めた鄒大慶氏が
中国での事業展開では
「『中国文化を知る日本人チーム』よりも『日本文化を知る中国人チーム』に任せる方が良い」
「PR情報は政府や市民の関心を気にかけて流すことが重要」
「予算の30~40%には余分なお金を用意しておくこと」
「日中の文化と発想の融合が重要。日本の発想にこだわるのではなく、
現地中国人の意見・習慣を尊重するべきだ」
「中国ではよくルールが変わるので、
情報収集や交渉を中国人スタッフに任せた方が良い」
鄒氏はそう語った上で、
「中国は自治体でも市長が交代すると、
それ以前に企業が交わした契約が一方的に破棄されるなど変化も激しい」
といった例を紹介し、
「だが合わせるしかない。なぜなら中国で仕事がしたいのなら」
と覚悟を求めた。
さらに、現地での人材確保では、まず通訳選定の重要性を挙げた。
「通訳は(取引相手との)交渉人であり、あなたにとっての中国文化の辞典でもある。
取引相手の言葉の後ろにあるニュアンスを教えてくれるのが優秀な通訳だ」
と語る。
最後に、中国ビジネスにおける注意点として
「中国人はお土産にお金をかける。相手が本当に喜ぶもの、
その奥さん、子どもが喜ぶものを送る。これで仕事がうまく運んでいくこともある」
と話した。
先日の「なるほど・ザ・チャイナ」の記事で、「先生」と呼ばれた通訳も
同じセミナーで講演していたんですね。
お互いにパートナーを讃えあうセミナーだったようです。
中国で仕事をすすめる上での通訳の重要性・・・
ますます身をもって感じます。