ヤッちゃんパパ奮戦記

HFAの息子に啓発されて、化学を専攻した小父さんが畑違いの自閉症療育の世界へ。50の手習い、子育て奮戦記…

ちょっと嬉しかったこと

2008-06-13 12:03:33 | 子どものこと
(水泳教室)

ヤスが一人で登校できるようになって10日ほど経過した。完璧な不登校状態から4か月。どうやら正常な状態に戻ってきた。小林晃一先生の「教育相談と社会適応」の実習版みたいな経験であったが、やっと一安心できそうである。小林先生に感謝。

一昨日リージョンプラザで一足早い水泳教室が授業の一環としてあった。3月にアイススケート教室のリンクであった所が今は50mプールになっている。

ヤスには1年の時から週2~3回の水泳教室に通わせている。「怖がらずに水面に顔を漬けることが出来る。」から始まって「ビート板を持って5mバタ足で進むことが出来る」等々、実に肌理細やかなスモールステップから成るプログラムであり、指導方法も、民間の教室ながら障害児向けかと思うほど良く構造化されており、節目ごとに効果的な強化子も提供される。

丸5年間のこの教室で、ヤスは平泳ぎ、クロール、背泳、バタフライ、個人メドレーの各泳ぎの7級から1級までこなしてきた。水泳は基本的には個人技であり、このプログラムはマイペースでこなしていける。しかもきちんと構造化されているので、正にヤスにとって打って付けであった。

当日ヤスは社会体験も含め、路線バスで現地へ向かった。当日はその後通級教室があるので、家人も車で同行した。家人によると、ヤスはいきなり50mを途中で休むことなく、バタフライで泳ぎ切った。しかもそのフォームに無駄がなく、とっても奇麗であったそうだ。

たちまちヤスは注目の的になった。
「ねえ、ねえ、ヤッちゃん、バタフライってどうやるの?」と問われても、
体で覚えている彼には、上手く説明できない。でも、とっても嬉しそうであったそうだ。意味が良く分からないが、特別支援学級の担任も、
「やっぱヤス○○さんは、普通の子(障害児の意味らしい)とは違うわ!」
と曰ったとか。

何れにしても、褒められることは嬉しいものである。ヤスにとっては登校のための良い社会的強化子を頂戴したと思う。

その話を電話で聞いて、私も嬉しかった。
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2 コメント

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すごいですね (ben)
2008-06-13 18:36:32
泳げることもすごい!
バスで通えることもすごい!
5年間通ったこともすごい!
一人で登校できるようになったこともすごい!

皆さんの支援がすごい!

一番は、ヤッちゃんがすごい!!
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コメント有難うございます (ヤッちゃんパパ)
2008-06-14 04:50:35
benさん、お早うございます。

なかなか、詩の様なコメントもすごい!

今日はスクーリング。横浜まで出かけます。
レポート1本持参するつもりでしたが、昨晩は自衛官をしている息子がひょっこりやってきて、12時ぐらいまで酒盛りしてしまいました。

今晩は酒抜きで仕上げなければ…。
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