23日、24日は言語発達学のスクーリング。
スクーリングに対しては、自分でもかなり「慣れ」みたいなものが出てきた感じがする。カウンセリング Iで顔馴染みになった方もかなり多いし(とは言っても、カウンセリング Iでは本名を名乗らなかったこともあり、今一つ顔と名前が一致しないのではあるが)、講師の伊藤一美先生は一ヶ月前に認知心理学を受けた先生と言う安心感(授業スタイルも分かっているし)があるせいかも知れない。
初日、例によって始業1時間前ほどに会場に到着。伊藤先生は既に到着されていた。優しい子倶楽部をやっていて、最近ちょっと疑問に思っていて、如何考えたら良いか尋ねてみたいと思っていた事柄があったので、早速質問に事務室まで出向いて行った。
『どちらかと言うと認知心理学分野の質問なのですが、教えて頂きたいことがあるのですが。』と切り出すと、
『え、認知心理学の方は今日準備してきていないので、旨く答えられるかな?』
といった前置きがあったが、子どもの指導の仕方について、こちらが見落としていたポイントを的確に素早く教えて下さった。この話は今週末の優しい子倶楽部で試してみてから詳細を報告するが、正に目から鱗的な話が何の衒いもなく、さっと出てくるところがこの先生の凄いところである。脱帽!
講義は相変わらずのの早口!と言う感は拭えなかったが、内容的には充実していた。
11時半頃の休憩時間に私にしてみれば、思わぬハプニングが起きた。広島サテライトからコンタクトがあり、大学の理事長から伊藤先生への語り掛けとして始まった会話である。先週芦別の本校であった文科省の査察の状況と大学の経営、更には教員の給与をどうのと言う話である。50名近い学生が聞いてといる前で話す内容とはとても思えない内容であった。ことによったら、学生に聞かせることを敢えて意図した発言であったのかも知れないが、もしそうであったのなら、その考え方は大きな間違いに思えた。少なくとも私の本職の世界では顧客(大学では学生が相当する)に聞かせるべき話ではないことは歴然とした内容であった。だから驚いた!! 更に、それが予定した休憩時間を越えて本来の講義時間に食い込んでまで長々と続いたのである。何をか言わんやである。私の会社の仲間のノリで言えば「このオッサン、いい加減、壊れとるで!」という感じであった。更に3時半の休みにももう一度!これでは、下の者は苦労するわな。
詰まらん話はともかく、グループディスカッションもなかなか、楽しいものがあり、とにかく授業内容は充実していた。グループのメンバーに野口桂子准教授が居たのもちょっと異例だったかな? 野口先生は特別支援教育コースを取り、LD学会の資格獲得を目指しておられるそうだ。
教室で隣の席に座られ、同じグループのメンバーになられた、同年輩の男性が居た。都内の小学校の副校長さんで、なかなか話が合ったので二日目の放課後、青葉台で一杯呑むことに相成った。いろいろ話していたら、何と私が出た大学の同じ理学部、私は化学科、彼は数学科卒業と分かって、しかも彼の方が先輩ではあるが、同じ時期に同じキャンパスに通っていたことにもびっくり! 世間は結構狭いものである。尤も学生時代に会ったかどうか問われれば、全く分からない。流石は大学、大きな学校である。
さて、この言語発達学、なかなかの曲者である。事例研究がテーマの中心であるのだが、よく読むと、言語ではなく、非言語コミュニケーションにこそ問題がある児童が対象。レポート如何まとめるかね?スクーリング終了試験が返却されてから提出という指定が掛かってしまった。でも、先の認知心理学1ヶ月たった今でも帰ってきてないしね!ということで、今晩から取り合えず取り掛かることにした。