ヤッちゃんパパ奮戦記

HFAの息子に啓発されて、化学を専攻した小父さんが畑違いの自閉症療育の世界へ。50の手習い、子育て奮戦記…

徒然なるままに

2008-06-27 16:44:56 | 星槎大学
(大阪城)

暫くぶりの書き込みである。星槎大学のHPの学生専用ページに6月1日から、教職員と学生のSNS(Social Net-work Service)が開設された。6月3日から連日そちらの日記は書き込んでいる。三日坊主癖であるにもかかわらず、今のところ毎日続いているところが、自分でも不思議だ。そちらでは、カテゴリーは「療育」と「徒然なるままに」の二つか設定しておらず、もっぱら後者である。

SNSの良いところは、雲の上の人のように思えていた、山口学長と教育問題を離れて、社会世相みたいな話題を気軽にやり取りできたり、通信教育ながら他の学生と友達づきあいができたりする点でもある。昨日山口学長の日記に対するコメントとして、P.E.ドラッガーの「ポスト資本主義」という本の内容を引用した。1993年の著作であるが、実際にはそれ以前にダイヤモンド・ハーバードビジネス・レビュー誌に連載されていた内容であるので17,8年前の著作であるが、当時ドラッガーは10年後には資本主義が知識社会へと変貌する中で学校という組織が高等教育を既に受けた人のための機関にも変わることを予見していた。星槎大学は正にそのような大学であると思える。

このブログのコメント数はさして伸びないのだが、SNSの私のマイページに当ブログをリンクしているためか、閲覧者数は6月に入って倍増した。有難いことである。

一方、アクセス解析を見ると、このブログに行き当たった検索内容が、相変わらず「ヤッちゃんパパ」のみならず「ナンシーコーンの受容段階説」や、「本人告知」、「ポーテージ」、「インクルージョン教育」、「横浜発達クリニック」といったキーワードが多く、その数も増えているので、あながちSNSの影響だけではないのかも知れない。

さて、明日から二日間、星槎大学を通して取得した自閉症スペクトラム・サポーターの資格を、自閉症スペクトラム支援士の資格にアップグレードするための講習会と修了試験を神戸で受けるために、今、大阪に来ている。これが終了すれば、9月に東北大学で行われる自閉症スペクトラム学会に2日間出席することで、要件は全て満たすことになる。但し、その後の資格審査会が来年4月だと思うので、実際の資格取得はかなり先になる見込み。初級教育カウンセラーの試験が12月なので、そちらの方が先になりそうである。

今日の大阪はうす曇。気温の表示は見落としたが、新大阪駅の御堂筋線ホームのスポットクーラーを心地よく感じた。未だ大阪独特の照り返しによる暑さを感じないところが、救いである。今日は17時半に顧客の社長と難波で待ち合わせ。ぼちぼち出かける支度をしよう。
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5 コメント

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RDI (マドンナ)
2008-08-01 00:11:00
どこにくっつけばいい~?と思ったのですが、ここにくっつくことにしました・・・。
ブログ友達から 横浜でRDIの療育がスタートしましたという情報が入りました。
ここかどうかは わかりませんが・・・一応、民間でオープンしている所の情報です。(内容は薄いです)
http://www.mmkodomo.com/index.htm#
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今回、再出発したみたいですね。 (ヤッちゃんパパ)
2008-08-01 08:48:59
この横浜のサイトは以前からRDIの看板らしきものを上げていました。幾つかのHPでも取上げられていました。安部さんは正式なコンサルタント資格を取られては居なかったので、一寸物議をかもしたのですが、半年前ぐらいからコンサルタント資格を取る手続きをされているとの噂を耳にしていました。

今朝ほど米湖気宇に照会したところ、正式な資格を取得されたとの事。二人目のコンサルタント誕生ですね。今のところ白木先生は**の肩書き(本部の賞を2回受けています)ですが、安部さんは無印です。・・・これは余計な話。

少しずつ広がりを見せてきましたね。
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難しいですね。 (マドンナ)
2008-08-04 23:28:49
みなさんが そのように思われているのだったら、予想以上に RDIは広がらずに 終わるのでしょうか・・・誰のためのプログラムなのか、わけがわからない感じです
RDIは 下手に手を出せない領域だと知りました。
本を読んだって、素人考えで導入したら 「資格もないくせに」と非難されるのでしょう=それじゃあ 誰も手をつけない領域になりそうです・・・。
とっても めんどうそう・・・(ため息)



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それは、それとして筋が通ったお話なのですが。 (ヤッちゃんパパ)
2008-08-05 06:35:19
RDIではコンサルタント資格を厳しくする、と言う姿勢は極めて厳格です。ポーテージでは認定相談人の資格更新は3年毎ですが、RDIでは毎年。しかも必ず米国へ出向く必要があります。

昨年末にアップグレードされたVersion6.0以降は、プログラムの運用がクローズ化され、一般の人が詳細な中身を見ることが出来なくなりました。

>本を読んだって、素人考えで導入したら 「資格もないくせに」と非難されるのでしょう=それじゃあ 誰も手をつけない領域になりそうです・・・。

この部分は、自分で自分の子どもの療育に使う分には問題になりませんし、有料ですが白木先生の基である程度の基礎知識は入手できます。私の場合、それを関りを持っているお子さんに応用していますが、制限としてあることは、私がしている活動についてRDIを名乗ってはいけないと言うことだけです。

こういった厳格さは確かに、広がりの可能性を制限しますが、反面、結構適当なことをやっていて、RDIを名乗られてしまうと、RDIが本質から離れたところで一人歩きしてしまう可能性があり、本物でないRDIを見た人が、RDIってこんなものかという誤解を招くことをGutstain博士が極度に恐れていると言う証かと思います。

TEACCHが良い反面教師で、単に構造化手法を取り入れれば、それがイコールTEACCHと名乗られてしまい、世間一般でそのように受け止められ、TEACCHの本質からかけ離れたところで一人歩きしている現実をみて、採られた手段と私は理解しています。

RDIは大人のASDの方にも応用できるものですので、本当は幅広い応用が出来るのですが、現実国内では小学生ぐらいまでが対象になっています。おそらく、この子達が青年期に入っても、プログラムは続行され、5年、10年経てば、より年齢幅の広いプログラムに育つであろうと私は予想しています。
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専門家が少なすぎる・・・ (マドンナ)
2008-08-07 07:13:58
米国まで 毎年 出向いてまで 資格を維持・・というのは、かなり大変な資格ですね・・・。

国内の専門家が少なすぎる→ポーテージでも先生が少ない という現状がありますから・・・。

日本では 専門家が一人・・・RDIという名称は使えない・・・
日本ではTEACCHが広がりましたが=本国の米国では ABA(応用行動分析)が主流という現象もおきていて、TEACCHを知らないという人がほとんどと聞いています。
日本だけ、何でこんなに広がったんだろう?と不思議です。

RDIも 名称を使わずに 内容だけを運用していくのでしょうか・・・TEACCHと同じ運命にならないで正しく広がるといいですね。

日本という国では・・・「RDIという名称を使わせない」ということも難しいような気もしますが・・・。
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