ヤッちゃんパパ奮戦記

HFAの息子に啓発されて、化学を専攻した小父さんが畑違いの自閉症療育の世界へ。50の手習い、子育て奮戦記…

24時間営業だったんでは?

2007-02-05 20:56:56 | 星槎大学


予定通り『自閉症児の心理』のレポートは昨日完了した。書いているうちに改めて生涯一環した療育活動をすることの難しさを再認識するような感じであった。未就学児に対する早期療育をどんなに頑張って見ようとしても子どもの障害受容できない親が居る。受容できて頑張っても小学校教育になかなか繋がらない。多大な努力で繋げても、中学校でまたギャップ。学科担任制は一人の生徒に多くの教師が関わるため、意識/理解の乏しい教員との出会いの確率は高まる。高校は義務教育ではないから、発達障害児なんて念頭にない…就労とのギャップ。軽度発達障害児に対する総合的なシステムなんて、どっちを向いても有はしない…!皆、個別対応。どうしたら良いの、なんて悲観的なことばかり言っていても、何の解決にもならない。教員は車窓から外を流れていく景色を見ているだけで、目の前を過ぎてしまえばお仕舞い。ハンディーキャップを持った子どもと併走する親がどれだけ大事か。E.ショプラーが親を大事な療育者と位置づけた意味が重く蘇る。

『6.3%』(野村東助先生は7%とされてお話をされるようであるが)という数字が世の中を一人歩き始めて、どれだけ経つだろう。いったいこんな数字を信じている人ってどれくらい居るのだろうか?欧米に比べれば遥かに低いこの数字がいったいどんな意味を持っているのか良く分からない。文部科学省が打ち出したこの『6.3%』という数字は、現職の教員に『今、お宅の学校に、特別な支援を必要としているお子さんはどれぐらい居ますか?』というアンケートをとった結果である。その時点で、教師が問題意識を持たなければ、たとえ発達障害児が居ても、それは数には現れない…。

『3%』。『6.3%』とは明らかに違う数字。これがこの調査の時の新潟県の平均値。意識の地域格差を感じる。当時上越市には(市町村合併による大上越市になる前である)中学校が10校あった。そのうち5校が『うちには該当者は居ません。』と回答している。誰が考えても有り得ない話がまかり通っていた。県の懸命な活動により、今は意識はだいぶ改善されてきているとは思うが、まだまだ…。

ともあれ、3通のレポートを封筒に入れ、東京に向かった。今日は朝一で日本橋の顧客に行く予定であったので、丸の内にある東京中央郵便局で発送するつもりであった。何しろ最初の発送であるから『力』が入っている。8時50分頃、郵便局につくと何やら列が出来ている。??え?、郵便局て8時半から始まってるのではなかったケ? そういや会社のビルの郵便局は9時からだなぁ! 待てよ、中央郵便局て24時間営業だったと思ったけど?…よく分からず混乱した。ともあれ9時まで待たなきゃならない。

8時55分いきなり中から、『お早うございます』『有難うございました』と挨拶の練習を唱和する声が聞こえた。結構長いことやっている。泥縄みたいなこの練習を外で聞かされている身にすれば、「詰らんことしてるならさっさと開けろよ」と言いたくなる。開場。窓口へ勇んで行き、料金を聞くと何と25円。今更ながら第4種郵便物が如何に安いかということを再認識した。…でも24時間営業じゃなかったけ?中央郵便局て!
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