洗い場のおばちゃんパートのM浦さん(65才)。
最近、仕事のスピードが遅くなってきてる。
…というかヤル気がないだけか?
見た感じヤル気はあるっぽいんやけど、ヤル気があるっぽく見せてるだけな感じがする。
時間内に仕込みの仕事が終わらんくせに、同じキッチンのパートさんとしゃべりながら仕事してる。
いや、べつにしゃべりながらしたらアカンってわけやないけど。
むしろ楽しくやってくれたらええんやけどもやな。
でもそれは仕事が出来る人に対しての考え方。
もしくは仕事が出来ひんくても仕事が出来るように努力してる人に対しての考え方。
それに加えてボクに
「腕が痛くてここまでしか上がらないんで、この食器ここに置いてくださる?」
と、言うてきた。言うてきよった。
腕が痛くて上がらへん。そして仕事に支障をきたすことを、よくもまぁ店長であるボクに言えたな。
いやいや、店長でなくても相手が同じ職場の誰であっても、そんなことは言うたらアカンよ。
腕が痛くて上がらへんのは、申し訳ないけど歳のせいやろう。
それは仕方のないことや。
でもそれをボクに言うてくるってことは、
ボクにしてあげれる事はただ一つ、
その痛い腕じゃなくてクビを切ることや。
一人前の仕事が出来ひんねやったら、新しい人を採用してM浦さんの倍仕事が出来るように育てた方が、同じ時間に働く皆のためや。
新人を育てるんは、日々成長していく姿が見れる楽しみもある。
でもM浦さんは違う。
日々退化していくのみ。
そうは言うてもM浦さんを使っていかなボクの休みがとられへんから、洗い場のスピードを上げるやり方を教えてあげた。
「ボクは他の人と違って、こういうやり方してるんですよ」的な。
「こうやった方が効率いいですよ」的な。
そしたらその晩、H地さん(社員58歳♀)の携帯に、
「店長がH地さんの洗い場のやり方を批判してましたよ」的な告げ口を。
まさかここまでアホやとは思わんかった。
そんな告げ口してどうなるん?
言いたいことがあったらボクに直接言うたらええのに。
H地さんにチクったところでH地さんからボクの耳に入ってくることはちょっと考えたら分かることやん。
それ以来、ボクはM浦さんと仕事のこと以外しゃべてない。しゃべってないというか、しゃべったらへん。
店長として、やったらアカンことなんやろうけど。
仕事ってのは、「働かせてもらってる」人と「働いてもらってる」人の関係で成り立ってるんや。
でも悪いけど、もう歳で動きも悪いし腕も上がらへんM浦さんはボクから言わしたら「(40%は)働かしたってる」やで。
今、M浦さんは風邪をひいて声があんまし出えへんらしい。
「いらっしゃいませ」って声を出すのがすごいつらそう。
小さい声でも、すごいつらそうな言い方。泣いてるんかな?って思うくらいの。
でもボクは知ってるんやで。
それも全てお前の演技やということをな!!
ボクは知ってるんや。
仕込みしてる時に楽しそうにしゃべってることを。
あんたの声は通るから結構離れたところからでも聞こえてきますんやで。
だから「風邪、大丈夫ですか?」なんて聞かへん。
聞くのあほらしい。
だって、大丈夫だもの!
あんなにぺちゃくちゃしゃべれちゃうんだもの!
仕事そっちのけで!
いや、ホンマにしんどいんかもしれん。
でも今までのM浦さんの仕事っぷりを見てる限りでは「こんなにしんどいのに頑張って働いてますよ」ってアピールにしか見えへん。
そんな頑張ってないけどもやな。
ホンマにしんどくて頑張ってるんやったら可哀想な人やで。
でもアホすぎるから仕方ない。
M浦さんと同じくらいの年齢で、仕事も遅い人は何人か見てきた。
でも皆頑張ってる。
仕事が遅くて仕込が間に合わへんねんやったら、それなりに早く出勤して時間内に間に合うように努力してはる。
これくらいの年齢で謙虚な姿勢が無い人ってのは、アホやとしか言いようがない。
今バイトを募集してるけど、M浦さんは自分の危機的状況を把握してるんやろか?
ただ単に人がいてないから追加で採用するっていう風に思ってるんやろうな。
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