No Life Without Football

サッカーのない人生なんて......

結果はともかく

2005-05-22 22:11:41 | サッカー
サッカー中継の基本中の基本である、ボールを持った選手の名前を早く正確に伝える、ということが忘れ去られてしまったのはいつの頃からでしょう。きょうの日本×ペルー戦のテレビ中継を観ていてつくづくそう感じました。

もともとこの局は「実況」をしないことで有名です。目の前の試合やプレーには一切関係なく、解説者だかゲストだかとアナウンサーがのんびりとだらだら話す茶飲み話的放送のパターンが昔からの伝統です。ボールが動いているその最中でも平気で「それではここでキリンカップの歴史を紐解いてみましょう」とかやっちゃうんですから。おいおい、そんなもん今、解くんじゃない。ハーフタイムにやれよっつーの。それでも時折忘れた頃にふっと「実況」らしきものをする場合もまれにあるんですよ。しかし、不思議なことに相手チームの名前の前には決まって背番号が付きます。きょうの放送でも「16番のグアダルーペがクリア.....」や「8番のパサラルがドリブルで......」という感じで。
でも、日本チームの選手の時は背番号抜きです。
「11番鈴木がシュート....」も「34番の川口がキャッチ.....」といったフレーズはないわけで。
これは何を意味しているのか.....そう、その通り。答えは簡単、ピッチの選手の背番号を観てそれを手元のメンバー表で確認しながら放送しているわけなんですね。要するに、背番号とメンバー表がないと選手が誰かわからないってことなんですよ。
わからなければ実況は出来ませんよね。
さすがに日本代表の選手は背番号なしでもわかるでしょうけれど。
しかし、これがプロフェッショナルな仕事と言えるのでしょうか?
悲しいです、もっと勉強しなさい!

こういうサッカー放送の現状を、山本浩アナウンサーはどう思っていらっしゃるのでしょう?
ご意見を聞いてみたいものです。