雑記帳

生存報告

「わたしのグランパ」(筒井康隆)

2005-02-08 23:03:16 | 感想文あれこれ
題名だけは知っていたんだけど(そして内容も面白そうだと思っていたんだけど)、今まで読んだことがなかった一編。ジュブナイルにジャンル分けされているだけあって、読みやすかった。筒井康隆には色々な側面があるのね。

筒井作品で最初に読んだのが「文学部唯野教授」で、その取っつきにくさ(理屈っぽさ)がなんか辛くて、その後何冊か読んでみたけど文体と肌が合わなかった。もともとSF系が得意ではないというのもあるかもしれない。

でも、「残像に口紅を」で印象が変わった。これはすごい人だ、と思った。まだ文体には慣れないけれど、もっと読んでみようと思った。今回の選択は当たりだったわ~。
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