■秋田県横手市風の甘い赤飯
■秋田県横手市風の甘い赤飯
1月21日の私のブログに、「やっと手に入れた秋田県横手市産のてんこ小豆」について書き込みましたが、そのてんこ小豆を使って郷土料理の秋田県横手市風の甘い赤飯を作りました。
去年の12月、家内の誕生日に赤飯を作ってお祝いをしましたが、再び秋田県産のてんこ小豆を使った甘い赤飯を作りたいと、ネットでてんこ小豆を販売をしている店を調べて取り寄せました。
【てんこ小豆にこだわりを持って】
何故、てんこ小豆にこだわるかというと、普通の小豆では出せない紫色をした赤飯を作りたかったことと、小さい時から食べていた郷里の甘い赤飯は、てんこ小豆の独特な色合いと風味が忘れられなかったことによるものでした。
亡くなった父の実家は、専業農家の傍ら餅屋を営んでいて、昔から紫色の甘い赤飯とおはぎ、あんこが入った餅を食べていたことから忘れられない郷土料理でした。
【甘い赤飯の作り方】
甘い赤飯の作り方は、てんこ小豆を茹でこぼしたり、小豆の煮汁で餅米を染めたり、蒸し器で蒸した後、白砂糖・酒・塩で味付けをして再び蒸したり、結構、手間のかかる赤飯でした。
何度か作る度に要領を覚えてきていますが、てんこ小豆の茹で方や煮汁によって赤飯の色合いが薄かったり濃かったり、希望通りの色合いにならなかったりと試行錯誤の連続でした。
【理想の紫色にならず】
今回は、赤飯の色合いが綺麗な紫色に仕上がらず、小豆の茹でこぼしの時間が原因なのか、水が多いのか煮汁が薄いものとなり、完成する段階から少々気落ちしてしまいた。
完成品は、私が理想とする赤飯の色合いにはなリませんでした。
次回は、あずきの茹でこぼし水の量と時間を少なめにし、餅米を染める小豆の煮汁を濃いめにするための工夫をして煮たいと思っています。
【味だけは理想に、でももう少し硬めにと】
赤飯の色合いは別にしても、甘い赤飯の味だけはしっかりして美味しく出来あがりました。
もう一つ難点を言うと、餅米を蒸す時間の加減で、餅米の硬さが決まることから、餅米の食感を活かしながら少々硬めに蒸すのも良いのではと思いました。
噛めば噛むほど味が染みる甘い赤飯の姿に少しでも近づけたいと思っています。