建築家のブログ 西尾善博 【 多治見 土岐 瑞浪 恵那 可児 版】

瑞浪の設計事務所。近代建築を研究。シンプルで、温かく、しっかりした設計を心がけています。

リフォームについて

2012-02-03 21:57:48 | 建築に関するコラム
家をリフォームするときにはそれなりの理由があります。その理由は単純にスペースが欲しいといったものや、ちょっとひとにはいいにくいもの、たとえば身内の事情で部屋が必要になったといったものもあります。また、単純にリフォームしたいといっておられても、どうしてその部分をリフォームするのかをうかがうと、やはり家族でいろいろ話し合った形跡があるものです。建築家としてはその辺りの事情については冷静に考慮していくので、気軽に相談していただきたいものです。

ベーカリーの設計

2012-02-03 20:49:48 | 計画・模型
「街角のベーカリー」の計画です。瑞浪駅の近くの空き地を想定しています。








厨房を大きく取っていますが、粉を練ったり発酵させたり焼いたりということで、必要な機器を配置するとこのくらいは必要です。窓際にカウンターを設置して軽い喫茶ができるようにしてあります。名古屋駅などなら採算が取れる店作りだと思いますが、地方ではパンの販売を大きくする必要があると思われます。

料理教室(改装または増築)

2012-02-03 20:11:12 | 計画・模型
料理教室を設計しました。8畳の和室2間プラス縁側分で計画しています。二間続きの座敷の改装案として作成しましたが、8坪程度の建物を建てられるスペースがあれば計画可能です。趣味の延長として料理教室やパン教室を開く方におすすめです。


平面図です。アイランド型キッチンで料理して、テーブルを囲んでお食事です。



内装はイギリス風にまとめています。



立面も欧風です。

建築家の公正な立場

2012-02-03 08:49:23 | 建築に関するコラム
建築家として、あるいは日本では設計士としてであるが、重要な仕事のひとつに、施主と施工者の契約の監督や監視があります。
多くの場合、施主は建物を建てる経験はあまりありませんから契約の素です。一方で工務店やゼネコンなどの施工者は、年に何件も建物を立てるプロです。プロと素人で工事費の交渉をするわけですから、必ずしも公平とはいえない場合があります。
ですから、設計士は自分の設計した建物がおおよそいくらくらいでできるのか、予算を算定し、契約が公正に行われるかを監視することが重要な仕事になります。
設計士は施主と設計契約を行い、工務店は施主と工事契約を結びます。そして、設計士と工務店は基本的には契約はありません。設計士は第三者として公正な立場で現場を管理することになります。

図面を書くこと

2012-02-03 08:31:52 | 建築に関するコラム
建築家の仕事は建築の設計することであるが、実際の作業としては、図面を書くこと、模型を作ること、仕様書を作ること、予算を算定すること、現場を監理すること、法律を守り手続きを行うこと。
でも、一番大切なことは、図面を書くこと。図面の中に仕様、予算、法律遵守が含まれている。

建築とは何かというと、「プロポーションの芸術である」と師匠から教えられた。
建築家としての設計は建物の全体及び各部のプロポーションを決めることだが、これも全て図面を書くことに含まれる。

そして、これも師匠に教えられたことだが、「建築家として一番大切なことは何か」というと、「一年365日、24時間建築家であれ。」だった。

「なるほど・・・。」と実感し始めている。

平成24年2月3日


師匠の下でこんな図面も画いていました。