建築家のブログ 西尾善博 【 多治見 土岐 瑞浪 恵那 可児 版】

瑞浪の設計事務所。近代建築を研究。シンプルで、温かく、しっかりした設計を心がけています。

都市計画について

2011-01-30 18:07:47 | 日記
瑞浪市で市会議員選挙が始まった。
議員さんは瑞浪市をよりよくするとか、発展に寄与するという。
ときどき聴くのが、発展とは次の3つのことをいっている。
(1)人口が増えること
(2)生活が便利になること
(3)産業が発展すること、売上がのびること

実は自分はこの3点の全てでひとと意見が食い違う。

まず(1)人口が増えることについてであるが、
瑞浪市の人口は3万5千人が適当である。現在4万人であるが、
この人口が問題を起している。
ひとつは区画整理である。
瑞浪市の歴史的な特徴として、
(1)江戸時代から良好な水田が広がる町
(2)下街道や中馬街道など街道に沿って民家が立ち並ぶ町
(3)地形を活かして陶器産業が発達した町。その背景には養蚕、絹糸産業が栄えた歴史がある。

人口が増えるに当たって、特に区画整理と称して水田をつぶし、特に小田地区の街道文化を失った。