雨ニモマケズ

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ陰ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気のコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


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宮沢賢治の「雨ニモマケズ」
小学生のときに暗誦した。
今も覚えている。
その時に理解できなかったものが、年月を経て感じられるようになった。
子供のころに覚えた言葉は、今も私の中に生きている。
年月と経験が、覚えた言葉を熟成させ、その深さや美しさを味わう扉を開いてくれる。

もっともっと沢山の言葉に触れておけば良かった・・・
今になって思う。

子供のころに出会ったものは、人生の糧となる。
子供たちに、善きものと出会う機会に溢れた教育がなされますように。