不況またよし！

「経営には無限ともいえるほど、いくらでもやり方がある。不況であっても、それを転機に逆に大きく発展する好機にすることができる」

“不況またよし”
松下幸之助氏の有名な言葉だ。

「不況時の心得十か条」
　１　「不況またよし」と考える
　２　原点に返って、志を堅持する
　３　再点検して、自らの力を正しくつかむ
　４　不退転の覚悟で取り組む
　５　旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
　６　時には一服して待つ
　７　人材育成に力を注ぐ
　８　「責任は我にあり」の自覚をもつ
　９　打てば響く組織づくりを進める
　10　日頃からなすべきことをなしておく

１０の項目を見てみると、技術や方法論でなく、意識や心の持ちようが多いことに気づく。
そして、人づくり、組織づくりという原点を見つめることが示されている。

そうか！心の持ち方を変えればいいのか！

さて、そうは言っても、本気で心の底から、「不況またよし」と思えるだろうか？
簡単そうで、難しいのが、己の心を変えること。

でも、お金がなくても、難しい知識がなくても、変えることができるのが己の心である。
今日から今からできることでもある。
そして、他人に任せるのでなく、自分自身でできることでもある。

経営だけではない。
人生は順調なとき、上手くいかないとき、いろいろだ。
その時々にどんな心を持つかが大切だということだ。

すべては自分の心から。
すべては自分の行動から。

やればできる。必ずできる。
そんな気がしてきた。