新しい風を 起こそう!   ~日本をよい国に~

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今 動き出そう!



 

鍛え と 自虐

2009-08-15 08:12:56 | 日記
山岡荘八著「柳生石舟斎」。
無刀取り柳生新陰流開祖、石舟斎の半生を描いた歴史小説だ。

その中に、こんな一節がある。



  * * *

修練のための刻苦と、人間の尊さを忘れて課するわが身へのいじめとは、他人(はため)には同じであっても根本から異質なもの・・・・人を愛するこころの目覚めがおくれてあれば、この二つの差異が混沌として見えなくなる。

  * * *



“鍛えと自虐”の差異について、上泉伊勢守が語る場面だ。

深い言葉だ。
そして思う。
社会も同じではないかと。

制度やシステムができる。
目に見える形は整う。
その形は、楽で心地よいものばかりではない。
国民にとって厳しい現実もあるかもしれない。
しかし、大切なのは、その奥にある“こころ”だということだ。
心があってこそ、厳しい現実も鍛練となり、後の社会に生きてくる。

心のない鍛練はいじめだ。
はたして、今の日本の制度は鍛練か、いじめか。

混沌とした目の政治家であるか。
晴れやかな“心の目覚め”のある政治家か。

それを選ぶのは国民。
晴れやかな目で、しっかりと選ばねばと思う。
コメント
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