NIKE VINTAGE REPAIR MANIA

NIKEのヴィンスニリペアに執念を燃やすHENTAI修理屋のBLOG!!
ご依頼頂いた珠玉の名品達を紹介します。

COLUMBIA SMU

2015-05-20 07:53:19 | ミッドソール交換
MODEL:COLUMBIA Special Make Up

MADE IN U.S.A.


今回の依頼はコロンビア選手別注でミッドソール交換、シュータンリペアになります!

ゴールドXネイビーのゴージャスな素晴らしい配色。更に状態はデッドストックでミッドソール以外は完璧な状態です!

いつも以上に気を遣って作業しました。


まず行うのがPU残骸の除去!

通常、アッパーは洗剤を使って丸洗いをしてクリーニングしますが、今回はデッドストックな上にこの発色。

水を通すとどうしても多少の色落ちがします。今回は時間は掛かりますが特殊処理でPUがベタつく接地面のみをクリーニング。

シュータンから飛び散ってインナーを汚していた劣化物は、エアーを使って丁寧に除去。

何とか色落ちさせることなく、スエードの風合いを残せました!

ソールについては、まず洗剤にてベタつくPUを大まかにクリーニングし、それでも落としきれない部位については丁寧にサンディング。

ミッドソール下層のブルーのスポンジ材は、AIR UNITを搭載していた名残でトップが波打っております。

これを均一に削ってしまうと見た目は綺麗になりますが、厚みが損なわれます。

これも波形に沿って、劣化物のみを丁寧に除去。ん~、非常に手間が掛かります。



そしてミッドソールの作製に移りますが、ソール形状に合わせて慎重に作製しました。

何度もソールとアッパーのフィッティングを行いベストな状態にします。

その後、既存のソールと接着し、また細かな調整を行います。

ミッドソールトップのエッジ処理を施し、画像では分かり辛いですが安定性を持たせる為、ヒール部を若干カップ状にしております。


そしてアッパーと接着。


次にシュータンのリペアですが、まずオリジナルのナイロン材に付着した劣化物を除去。

このスニに使われていたナイロン材ですが、USA製で通常使用されているタイプの物ではなく、

若干目が粗く、そして崩壊し易い生地で焦りながらの作業でした。

何とかクリーニングを終え、5mm厚のスポンジを組み込みます。

そして縫いですが、このモデルはピッチが細かい仕様で、更に上部はロック処理されております・・・。

以前にも書きましたが、このロック処理が出来るミシンを持っていない為、非常に面倒ですがハンドでロック処理を行いました。


最後にアッパーにシュータンを縫い付け完成です。


ご依頼ありがとうございましたー!!



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