「グローバリズムの結果」:航空機の偽造部品が米軍で深刻な問題に(WIRED VISION) - goo ニュース
突然、VAIOのバッテリーが逝ってしまったので、バッテリーを交換することにした。
ネットで検索すると、概略3種類のバッティーがあることがわかった。
1,正規品
2,互換バッテリー(中身は日本製と書いてある?)
3,中国製の正規品(?)
日本製の正規品は28000円くらいするのに対して、互換品や中国製は3分の1弱の価格である。互換バッテリーと中国製のどちらにするか迷ったのだが、両方を買うことにした。
画像の最上段が動かなくなった正規品。
真ん中の互換バッテリーはWEB上では日本製セルとかあったが、本体にはブランド名も製造国も無くて中国製の小さなシールがあった。
中国製の正規品(?)は微妙に違うけれど、日本製とよく似た表示で、中国製となっている。
まぁ。二本持っていれば、どちらかが動くだろうといういい加減なつもりで使っているのだが、問題なく動いているようだ。ただ、互換バッテリーが最初は99%まで充電できたがこのところ86%までしか充電できていない?
本当は、駆動時間とか比較した方がいいのだけれど、今のところ家で使っているので2時間は動く、程度で満足することにしている。そのうち、フル充電にしてモバイルしながらようすを見ることにするつもり。
さて、以下のニュースだ。
グローバル化の実態というのが、結局、本物も偽物もみんな中国製になっちゃった!ということなのだ。安物競争というのがその実体としたなら、現在いわれるグローバル化はすでに破綻しているとおもう。
ほしいものが、安く手に入る。そのこと自体は喜んでいいと思う。手に入ったものが本物なのか偽物なのか、それが問題だったならば話はむしろ単純なのだとおもう。
このニュース記事では模造品。つまり明らかなニセモノが問題とされている。ボクはこの問題を複雑にしているのは、本物とホントのニセモノの間に、互換品とか、並行輸入品。バルク品とかアウトレット。(正規品として流通していないけれど手に入る品)が売られていて、それらは機能としては本物!というものが各種存在していることだと思う。
本物というのは機能はもちろんだが、大切なのは信頼性だと思う。
パソコンの電源くらいは、まめにバックアップしておけば問題は少ないとしても、飛行機なんかは不具合がわかった段階でお陀仏である。規格の厳しい軍用品でも模造品が横行するという状態だとしたら、民生品はいったいどうなっているのか?
信頼性が低い製品で事故が起こった後のコストを考えると、結局は高い買い物になることはわかっているのだが、値段の魅力に負けてしまう。他人事ではないだけに、びびる話ではある。
☆テキスト版
「グローバリズムの結果」:航空機の偽造部品が米軍で深刻な問題に
2008年4月10日(木)11:54
* WIRED VISION
Dan Dupont
Photo: U.S. Air Force
国防関連ニュースサイトの『InsideDefense NewsStand』は3月下旬、米国の軍部を悩ませている問題について報告している。複数の倉庫で偽の部品が見つかり、それらが空軍と海軍の航空機にも紛れ込んでいるというものだ。
米国防総省の関係者によると、未確定の数の偽造航空機部品が供給倉庫に入り込み、それらが兵器システムに取り付けられているという。これにより、安全性に対する新たなリスクが生じ、メンテナンス費用が年間数億ドルも上昇している可能性があるという。
こうした問題は予期せず発生したものだが、その原因は、グローバリゼーションと、1990年代から開始された、民間の既製品の採用を奨励する国防総省の方針という2つだ、とRobert Ernst氏は述べている。同氏は、米空軍における航空機の老朽化問題に関する第一人者だ。
Ernst氏は、3月20日(米国時間)に行なわれた取材の中でこう述べている。「これは、米軍への供給網に対する新たな脅威だ。われわれはこれを破壊的な技術と呼んでいる。」
「グローバル経済の中にいるわれわれは、非常に多くの変化に直面しており、物事を今までとは異なる方法で取り扱わなければならなくなっている。この問題は、わが国の技術購入プロセスと供給プロセスを覆そうとしている」
Ernst氏は、匿名を希望する軍事安全に関する複数の関係筋とともに、倉庫にある部品のうち偽物の割合が非常に高いことから、複数の航空機に数えきれないほどの偽造部品が――マイクロプロセッサーから締め具まで――組み込まれている可能性があると懸念している。
彼らは、これにより大惨事が発生する可能性があると主張する。軍事用の部品は、商業用の部品に比べ、衝撃や振動、電磁気、熱応力に対して、はるかに高い耐久性を持っていなければならないからだ。
「偽造部品が大量に流入したり、信頼性の低い古い兵器システムに多数の障害が発生するなど、『起こりうる事態』を想定して信頼性を保つための備えを十分に用意しておかなければ、安全性が大きなダメージを受ける可能性がある」と、Ernst氏は語った。
Aerospace Industries Association(航空宇宙産業協会)の調査によると、こうした偽造部品の影響で、兵器システムの信頼性が年間5~15%下落すると推定されるという。
2008年4月には、航空機の老朽化問題を懸念する関係者が集まるカンファレンスが開催される予定で、偽造部品に関する問題も議題の1つに挙げられている。
WIRED NEWS 原文(English)
突然、VAIOのバッテリーが逝ってしまったので、バッテリーを交換することにした。
ネットで検索すると、概略3種類のバッティーがあることがわかった。
1,正規品
2,互換バッテリー(中身は日本製と書いてある?)
3,中国製の正規品(?)
日本製の正規品は28000円くらいするのに対して、互換品や中国製は3分の1弱の価格である。互換バッテリーと中国製のどちらにするか迷ったのだが、両方を買うことにした。
画像の最上段が動かなくなった正規品。
真ん中の互換バッテリーはWEB上では日本製セルとかあったが、本体にはブランド名も製造国も無くて中国製の小さなシールがあった。
中国製の正規品(?)は微妙に違うけれど、日本製とよく似た表示で、中国製となっている。
まぁ。二本持っていれば、どちらかが動くだろうといういい加減なつもりで使っているのだが、問題なく動いているようだ。ただ、互換バッテリーが最初は99%まで充電できたがこのところ86%までしか充電できていない?
本当は、駆動時間とか比較した方がいいのだけれど、今のところ家で使っているので2時間は動く、程度で満足することにしている。そのうち、フル充電にしてモバイルしながらようすを見ることにするつもり。
さて、以下のニュースだ。
グローバル化の実態というのが、結局、本物も偽物もみんな中国製になっちゃった!ということなのだ。安物競争というのがその実体としたなら、現在いわれるグローバル化はすでに破綻しているとおもう。
ほしいものが、安く手に入る。そのこと自体は喜んでいいと思う。手に入ったものが本物なのか偽物なのか、それが問題だったならば話はむしろ単純なのだとおもう。
このニュース記事では模造品。つまり明らかなニセモノが問題とされている。ボクはこの問題を複雑にしているのは、本物とホントのニセモノの間に、互換品とか、並行輸入品。バルク品とかアウトレット。(正規品として流通していないけれど手に入る品)が売られていて、それらは機能としては本物!というものが各種存在していることだと思う。
本物というのは機能はもちろんだが、大切なのは信頼性だと思う。
パソコンの電源くらいは、まめにバックアップしておけば問題は少ないとしても、飛行機なんかは不具合がわかった段階でお陀仏である。規格の厳しい軍用品でも模造品が横行するという状態だとしたら、民生品はいったいどうなっているのか?
信頼性が低い製品で事故が起こった後のコストを考えると、結局は高い買い物になることはわかっているのだが、値段の魅力に負けてしまう。他人事ではないだけに、びびる話ではある。
☆テキスト版
「グローバリズムの結果」:航空機の偽造部品が米軍で深刻な問題に
2008年4月10日(木)11:54
* WIRED VISION
Dan Dupont
Photo: U.S. Air Force
国防関連ニュースサイトの『InsideDefense NewsStand』は3月下旬、米国の軍部を悩ませている問題について報告している。複数の倉庫で偽の部品が見つかり、それらが空軍と海軍の航空機にも紛れ込んでいるというものだ。
米国防総省の関係者によると、未確定の数の偽造航空機部品が供給倉庫に入り込み、それらが兵器システムに取り付けられているという。これにより、安全性に対する新たなリスクが生じ、メンテナンス費用が年間数億ドルも上昇している可能性があるという。
こうした問題は予期せず発生したものだが、その原因は、グローバリゼーションと、1990年代から開始された、民間の既製品の採用を奨励する国防総省の方針という2つだ、とRobert Ernst氏は述べている。同氏は、米空軍における航空機の老朽化問題に関する第一人者だ。
Ernst氏は、3月20日(米国時間)に行なわれた取材の中でこう述べている。「これは、米軍への供給網に対する新たな脅威だ。われわれはこれを破壊的な技術と呼んでいる。」
「グローバル経済の中にいるわれわれは、非常に多くの変化に直面しており、物事を今までとは異なる方法で取り扱わなければならなくなっている。この問題は、わが国の技術購入プロセスと供給プロセスを覆そうとしている」
Ernst氏は、匿名を希望する軍事安全に関する複数の関係筋とともに、倉庫にある部品のうち偽物の割合が非常に高いことから、複数の航空機に数えきれないほどの偽造部品が――マイクロプロセッサーから締め具まで――組み込まれている可能性があると懸念している。
彼らは、これにより大惨事が発生する可能性があると主張する。軍事用の部品は、商業用の部品に比べ、衝撃や振動、電磁気、熱応力に対して、はるかに高い耐久性を持っていなければならないからだ。
「偽造部品が大量に流入したり、信頼性の低い古い兵器システムに多数の障害が発生するなど、『起こりうる事態』を想定して信頼性を保つための備えを十分に用意しておかなければ、安全性が大きなダメージを受ける可能性がある」と、Ernst氏は語った。
Aerospace Industries Association(航空宇宙産業協会)の調査によると、こうした偽造部品の影響で、兵器システムの信頼性が年間5~15%下落すると推定されるという。
2008年4月には、航空機の老朽化問題を懸念する関係者が集まるカンファレンスが開催される予定で、偽造部品に関する問題も議題の1つに挙げられている。
WIRED NEWS 原文(English)
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