ダム湖でボートに乗り、コクチバスの生息を目視で調べる担当者=郡上市白鳥町、阿多岐ダム
ダム湖でボートに乗り、コクチバスの生息を目視で調べる担当者=郡上市白鳥町、阿多岐ダム
環境DNA分析を行うため、ダム湖の水を採取する担当者=郡上市白鳥町、阿多岐ダム

 岐阜県郡上市白鳥町中西の農業用の「西坂ため池」で肉食性の特定外来生物「コクチバス」の繁殖が18日に確認されたことを受け、県などは25日、岐阜、郡上、関、美濃市といった長良川流域のため池など約170カ所の点検を始めた。初日は郡上市の阿多岐ダムとため池の計5カ所で、目視による調査などを行った。いずれもコクチバスの生息は目視では確認されなかった。

 コクチバスは流水域、低水温に適応でき、鮎の捕食被害の発生が懸念される。長良川では5月に美濃市で初確認されたことから、長良川での生息拡大を防ぐため、点検を実施した。目視での確認と、採取した水からコクチバスの有無や生息量の目安を知る環境DNA分析を行う。県によると、コクチバスの生息確認の大規模な点検は初めて。

 初日の点検では、県や郡上市の担当者ら約10人が阿多岐ダムのほか、長良川に流れ込むため池を見て回った。ダムがある阿多岐川は牛道川に合流し長良川へ流れる。ダム湖で担当者がボートに乗り、目視でコクチバスの生息をチェックしながら、3カ所で環境DNA分析のための水を採取した。

 この日点検した市内5カ所の分析結果は今後判明する。年内をめどに対象箇所の点検作業を終える予定。