リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

水族館の騒音問題はどうか?

2011-01-16 11:46:01 | アユの流し目/雑記帳

名古屋のシャチ「ナミ」死ぬ 12月から衰弱(共同通信) - goo ニュース

 

昨年来、水中の音に関心を持っている。

もともとはメコンカワゴンドウの鳴き声を録音しようと始めたが、水域、とくにメコン川では様々な魚が音を出すことに気が付いて、水中音を収集していている。

その過程で、ある水族館の水中音を録音した。

そこで、驚いたことは水中の騒音である。水族館では多くの水槽が循環式だが、そのポンプの排出音、吸引音、稼働音が凄まじい音となって響いている。

メコンで音を収集していて、魚はほとんど人工音の影響を受けないことが判った。ところがメコンカワゴンドウはとてもナーバスで、エンジン音を避ける。

 

このナミの話を聞いたとき、半開放的な太地町の飼育環境から、名古屋港に移されたら神経がおかしくなるのではないかと心配していた。

記事のコメントみると病気の心配をしているが、飼育水槽の音環境について検証すべきではないのか?

 

いま、京都府で内陸の水族館が建設されようとしている。

海棲ほ乳類を内陸で、人工海水を使用して飼うというその水族館は、はたして、水槽内の音についての配慮がされているだろうか?

 

可哀相な ナミ

 

 

名古屋のシャチ「ナミ」死ぬ 12月から衰弱

共同通信2011年1月14日(金)22:03

名古屋のシャチ「ナミ」死ぬ 12月から衰弱
(共同通信)

名古屋港水族館(名古屋市)は14日、雌のシャチ「ナミ」が死んだと発表した。昨年12月から衰弱していたという。祖一誠館長は同館で記者会見し 「こんなに早く亡くなり残念。応援してくれた人にも申し訳ない」と沈鬱な表情だった。ナミは推定28歳。和歌山県太地町沖で25年前に捕獲され、町立くじ らの博物館で飼育された。繁殖研究のため名古屋港水族館が昨年6月、5億円で譲り受けた。

名古屋に来たばかりなのに…シャチの「ナミ」死ぬ

2011年1月14日22時48分

印刷印刷用画面を開く

ブログに利用するこのエントリをブログに利用

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:治療を受けるナミ=13日、名古屋港水族館提供治療を受けるナミ=13日、名古屋港水族館提供

写真:昨年8月、イルカと一緒にジャンプの訓練をするナミ=名古屋市港区の名古屋港水族館、小川智撮影昨年8月、イルカと一緒にジャンプの訓練をするナミ=名古屋市港区の名古屋港水族館、小川智撮影

名古屋港水族館(名古屋市港区)で飼育されていたシャチの「ナミ」(雌、推定28歳)が14日に死んだ。同館によると、大腸炎とみられる症状が出てい た。昨年6月に和歌山県太地町立くじらの博物館からやって来たばかりで、記者会見した名古屋港水族館の祖一(そいち)誠館長は「名古屋に来てからこんなに 早く死ぬとは思っていなく驚いている。できるだけ早く原因を究明したい」と話した。

同館によると、ナミは昨年末から食欲がなく、貧血が重くなっていた。薬剤の注射や水分補給で一時持ち直したが、今月11日から再び餌を食べなくなった。 14日昼過ぎに呼吸困難になり、午後7時半ごろに死んだ。今後、大学や研究機関に組織検査を依頼し、詳しい死因を特定する。

祖一館長は「シャチは環境の変化に敏感なので気を使っていた。環境になじめたと考え、昨年10月にメーンプールで公開トレーニングを始めた。こうした事態になるのは予想外だ」と話した。

同館は、繁殖を目指して鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)から今春、雄雌のシャチを借り受けることが決まっている。祖一館長は「今回の件が影響しないことを期待したい」と話した。

名古屋港水族館では、2003年から雌のシャチ「クー」を5年間で2億5千万円の契約で太地町から借りていたが、08年に推定18歳で病死。このため、 同館の設置者である名古屋港管理組合が「繁殖の学術研究」を理由に譲渡を打診し、ナミを5億円で譲り受けた。費用は同館の黒字分を積み立てた振興基金から 支払った。(田嶋慶彦)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 食べる 淡水ニベとアユモド... | トップ | 旅の予定  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アユの流し目/雑記帳」カテゴリの最新記事