ほのぼの育児応援1(様変わりに驚き編)2020.11.24

●コロナ禍での疎開赤ちゃんを育児応援なのだ。

　数十年ぶりに乳児の世話を引受けると、ご機嫌斜めの泣き叫びに辟易させられもするが、苦労の見返りなど求めるに及ばない何とも言えぬ癒やしや貢献感に似た心持ちになるから不思議だ。

　それにしても、「ジジイだからとなめるなヨ。こちとら四半世紀前に"ミルク飲ませ"も"おむつ替え"も経験済みだいっ」とばかりに自身満々でも、当時の勘を頼りに臨むと、一昔前との様変わりに驚き、新たな発見や懐かしさが育児リトライを楽しく感じさせるのです。

　例えば…。

①"あやし"のワザの新発見

　生後間もない一月あまり。例の"3時間おき授乳"も懐かしい経験。さすがに歳をとると夜中は厳しいのですが赤ちゃんは容赦なく"おなかがすいた!!"と大泣き。ミルクを適温にするまでのひと時の"あやし"の苦労は今も昔も変わらないなあ…と思っていた時、ネットで仕入れた技を半信半疑で試してみたら…効果てきめんでピタリと泣き止んだから驚き!!

　コンビニの買い物でもらったプラスチック袋を手で揉んでガサガサと鳴らせてみたのです。泣くのをやめて神妙な面持ちでその音を聴き入るからあら不思議。一説には、ついこの間まで居た母体の中で聴いていた音に近いのだとか…。いずれにしても、若い頃には出来なかったネットでのお知恵拝借、有難くいただきました。

②玩具の進化。絵本が凄いぞ電子絵本も。

　絵本というと、自身の赤ちゃんを育てた時代には、せいぜい幼稚園行く前くらいから親しませるもの…との先入観だったのですが、とんでも無かった。

　ジジ馬鹿よろしく、生後間もなくから何か買ってあげられないか…と書店に行けば、「0歳から」の絵本や玩具がわんさかある。

　秀逸なのは、布で綿を包んだページでできていて赤ちゃんが掴みやすく、舐めても頭にぶつけても安心のシロモノ。掴んだときのガサガサ音も"ご本人"は楽しんでいるかの様子だ。

　さらに、小さな絵本スタイルで、ボタンを押すごとに異なる電子音の短い楽曲が鳴るものや、赤ちゃんの指でも反応して音階を奏でる鍵盤がついたものなど…。この四半世紀の間のおもちゃの進化を予想してはいたが、"ご本人"の夢中になり方など見ていると、随分改良を重ねてここまできているのだろうなぁと開発者の苦労をねぎらいたくなるようなクオリティに脱帽する。

③「乗せれば泣き止む」に車は選ばない?。

　それでも虫の居所悪くなかなか泣き止まない時があるのは今も昔も変わりなし。「そんな時は車に乗せて一回りするのがよいのじゃ」としたり顔で、ジジイの愛車に当然の如く装備済みのベビーシートに"ご本人"を装着して道路へくり出すと…、それ見たことかとばかりにすぐにお眠りあそばした。

　しかし、まてよ。昔の説では「エンジンの音や振動が母体の中の感じに似ているから眠る」といったものではなかったか。自分の子育て当時は安くて音もうるさいガソリンエンジン車であり、なるほどと思ったものだが、今の愛車は古いけどハイブリッド車であり電気モータードライブの走行なのに…安らかにお眠りだ。

　昔の説はなんだったのか。新たな技術が新たに神秘を模索させる…。

☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?

　そんなわけで、"ウルトラQ"や"怪奇大作戦"など円谷作品を観て大きくなった我等世代のトラウマをくすぐるTeNYテレビ新潟の「あひるお姉さん」を毎週楽しみに見ている昭和生まれのジジイの育児リトライの日々は、面白おかしく続くのです。

　テレビ画面で混沌を極める(?)「あひるお姉さん」に負けずに、我が家のお風呂タイムのお友達おもちゃである「あひるお姉さん」達も大暴れ赤ちゃんとお風呂で日々対戦中です。

　それにしても。少子化対策の文脈で、若い核家族夫婦の子育て支援として、子育て経験世代などの個人や会社などの組織体も含め、社会的な関与が進むと良いのではないかという議論がある。

　子育て卒業してもまだまだ元気な世代に、自身の子育て時代とは様変わりした現在の育児の支援経験を通じて、面白楽しい思いや発見などをしてもらったりすることやその情報発信、コミュニティ化が、社会的な関心の高まりにつながるのではないかと感じています。

　今後も、懐かしくも新しく、飽きの来ない、育児リトライ体験談を気まぐれにupしたいと思います。