新潟久紀ブログ版retrospective

ほのぼの愛車遍歴12「三菱・ギャラン・ヴィエント」(その1)

●三菱・ギャラン・ヴィエント(その1)
◇◇◇三菱・ギャラン・ヴィエント
 [1994年10月から2009年9月まで子育て時代を支えてくれた]◇◇◇

▼買い替え判断編
 初めて新車で購入した前車のランサーフィオーレALEXを、僅か6年程度の10万km走ったかどうかだった程で買い替えることに決めた理由は実はよく覚えていない。購入早々に貸した友人にリヤを凹まされてトランクが雨漏りするようになったこととか、二人目の子供が生まれてコンパクトな車体では手狭になってきたということだったのかも知れないが、当時は崩壊したとは言えバブル経済の余韻が残る感じの中で、車など五、六年で買い替えるものという意識がどこかにあったのかもしれない。
 出掛ける時の運転手になっていた父を亡くて久しい母親一人と妻に子供二人を一緒に乗せて走るには、5人乗りとはいえランサーの特に後部座席空間はきつかった。それでも、当時流行り始めたホンダ・ステップワゴンのような、ファミリー向けミニバンはどうしても好きになれないセダン好きの私の前に、丁度良い”ウェーブ”が訪れた。コンパクトセダンの3ナンバー化の波である。
 父親が急逝して一年半。もはや父親が勤めていた自動車販売代理店に義理立てする必要は無かったのだが、父の仕事を通じて子供のころから身近に感じていたせいなのか、昔からどこか三菱のクルマというのに惹かれるものを感じていた私は、無き父の同僚だった職員に3ナンバーにフルモデルチェンジして暫く経っていた「ギャラン」について問い合わせることした。
 当時販売中のギャランは、BMWのパクリと揶揄されるもVR4というハイパフォーマンスモデルがバカ売れした5ナンバーの先代が、3年程前にフルモデルチェンジして一まわり大きく感じられる3ナンバー化したもので、丸みを帯びた風体が、特にスポーツスパルタンを支持する向きから、否定的に語られるようでもあったが、私はバブル経済にやや遅れて採用されたような曲線的でグラマラスなデザインが大いに気にいっていた。
 勤めてまだ8年で給与は低く、所帯も持ったばかり。女房子供を抱えて車に散財するわけにはいかない生活事情。本当は正にバブルの申し子のように大ヒットしていたディアマンテなどに惹かれていたが、購入価格はもとより維持や保全できる経済力もない。そんな折に、ディアマンテに通じるデザインと、広い空間に生まれ変わったギャランは、少し背伸びすれば買えるということでターゲットとしてロックオンされたのだ。
 時は新登場から3年ほどして丁度マイナーチェンジしたタイミング。初期型で気に入らなかった少し遊びが過ぎるようなフォグランプとテールコンビネーションランプのあたりが、シックに変えられていたのが好感できたし、なによりも販売の中だるみのテコ入れのためなのか、お得とされる中位グレードの「ヴィエント」が、純正アルミホイールにあの高品質タイヤのレグノを履いてお買い得価格で登場した折りであったので、クルマ選びの気持ちの外堀がどんどん埋められていった。
 もちろん、見てくれのみではなく、買い替え発意の起因ともなった特に後部座席の空間、エンジン出力とパワーウエイトレシオ、燃費、装備の内容など吟味して、こいつはコスパが非常良いではないかとの判断に至った。こうして、四輪車として4台目は「三菱ギャラン・ヴィエント1800」に決まったのだ。


(「ほのぼの愛車遍歴12「三菱・ギャラン・ヴィエント」(その1)」終わり。「ほのぼの愛車遍歴13「三菱・ギャラン・ヴィエント」(その2)」に続きます。)
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