こんにちは!
東京保健生協 看護学生室です☆
去る2月20日(土)、東京健生病院にて、毎月恒例の看護技術講座を開催しました!
テーマは12誘導心電図
実習用のモデル人形と実際の人体に対して、12誘導心電図の装着方法から波形の読み方まで実践学習!
看護師は心電図の何を知る必要があるの?
心電図診断の4つのステップ
- 正しくとる
- 正しく読む
- 正しく診断する
- 正しく治療(対処)する
正しい治療のためには、心電図が正しくとられていることが大前提。
というわけで、今回は、特に基本である「正しくとる」ことに重点をおいて学びました!
12誘導心電図って?
心電図の種類
ひとくちに心電図といっても種類があります。
- 心電図モニタ…病院に入院中の患者の心電図を持続的に監視するために用いる。
- ホルター心電図…24時間以上に亘る日常生活中の心電図を間歓あるいは連続的に記録するために用いる。
- 12誘導心電図…最も一般的な心電図で、四肢に取り付ける肢誘導4本と、胸部に取り付ける胸部誘導6本からなる。
簡単なつけかたを覚えてみよう!
肢誘導
四肢(右手・左手・右足・左足)に洗濯ばさみのような電極を取り付けます。
- 右手…赤色
- 左手…黄色
- 右足…黒色
- 左足…緑色
「あきよしくみこ」の語呂合わせで覚えましょう♪
胸部誘導
胸部に6つの電極をはりつけます。
- V1(赤)…第4肋間胸骨右縁
- V2(黄)…第4肋間胸骨左縁
- V3(緑)…V2とV4の中点(先にV4をつけましょう)
- V4(茶)…第5肋間と左鎖骨中線との交点
- V5(黒)…V4と同じ高さで前腋窩線との交点
- V6(紫)…V4と同じ高さで中腋窩線との交点
「あきみちゃんのくし」「あきみちゃんブラ紫」などの語呂合わせで覚えましょう♪
先輩NSからのアドバイス
正常がわかれば異常がわかる
心電図はとても奥深く難しいです。まずは、正常な心電図を知ることが、心電図理解の第一歩!
正常がわかれば異常がわかり、さらに緊急性の有無の判断や看護の予測ができるようになります。
また、その判断のためにも、心電図は正確な方法でとられていることが大前提。
患者さんの緊張からくる筋肉の震えなどが心電図に入ることのないよう、リラックスできる環境づくり・配慮も大切です。
参加学生の感想
実際に肋間を触り電極を貼らせていただくと
座学とは違いイメージがつきました。
学校では基本の波形を学んだだけだったので、
実際に体験できたのがよかったです。わかりやすかったです。
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