東京保健生活協同組合 大泉生協病院にて開催した学習会の報告です。
褥瘡学習会を開催しました
2016年6月16日(木)、大泉生協病院 にて
褥瘡学習会「今日の褥瘡治療」が開催されました。
講師としてお招きしたのは、
東京大学大学院 医学系研究科
老年看護学/創傷看護学分野 教授 真田 弘美先生です。
講演
- 栄養の重要性に迫る
褥瘡のケアにおいて栄養管理がなぜ重要なのか。
また、肉芽色の解析によって栄養介入の効果測定を行う手法について。
- 浸出液量をケアに活かす
浸出液管理法をDESIGNの得点をもとに標準化・数値化し、
液の量や性状に応じた適切なドレッシング材を選ぶ手法について。
- ロボテックスマットレスは医療をかえる
ロボット工学技術を用いたマットレスは、人間と違い疲労しない。
ロボット技術(ロボテックス)を医療に用いることで得られる利点について。
院内ラウンド
講演後、看護職員、管理栄養士、リハビリスタッフなどが
真田先生と共に病棟内の巡回を実施。
ラウンド後に行った懇親会では、
「処置や除圧について実践的に学ぶことができました」
との感想が寄せられました。
今回の学習会を通して、褥瘡ケアに先進的な研究が重ねられ、
たえず知識・技術が進化し続けていることを知り、
聴講した職員にとってはたいへん大きな学びになりました。
真田先生、ありがとうございました!