楽器で頭脳の筋トレ

ある曲をC調の楽器で、つまり実音そのままで演奏するのは容易い。

例えばピアノの楽曲の楽譜を見て、そのままピアノで演奏するのは容易い。

しかしC調の楽器向けの曲の楽譜をB♭調の楽器でC調に読み替えながら演奏するのは難しい。

俺は、B♭クラリネットとB♭トランペットでC調に読み替えながら演奏することは中学の頃からできるようになっていた。

歳をとってからアルトフルートでC調に読み替えながら、通常一般的なC調フルート用の曲を演奏できるようになろうと取り組んでいる。

通常一般的なC調のフルートでCの音が出る運指でアルトフルートを吹くとGの音が出るのだ。だから実音でCの音を出すにはアルトフルートではFの運指となるわけだ。

楽譜を見ながら同時通訳みたいに頭の中で読み替えながら演奏するのはやはり難しく、まさに頭脳の筋トレみたいな様相となる。

こういう訓練を続ければ、ボケ防止になるし頭の回転が速くなり、ひらめきの力がどんどん増してくるのだ。

幼少の頃からピアノを習い、指先に常に有意義な刺激を与え続けるならば、頭脳は大いに発達していくことは明らかであろう。

俺は突然変異的に記憶力が良くなり、成績が急上昇したのだ。

モチベーションを高く保ち、楽しみながらやれば計り知れない効果をもたらすであろう。

認知症の治療・改善に応用可能だと俺は考えている。