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◎塚本研、今年も「光の募金」 過去最多の5台体制

2010年11月29日 | 研究・発表
 工学研究科の塚本研究室が、12月2日から開催される「神戸ルミナリエ」で募金活動を行う。同イベントの存続資金を集めるためで、今年で4回目となる。11月29日には、実際に使用する募金箱の概要を発表。入金をするとLEDが光り、アニメーションが再生される「電飾ツカラボコ&ツカラボキン」など、過去最多の5台体制で「光の祭典」を盛り上げる。【11月29日 神戸大NEWS NET=UNN】

 新たに製作した募金箱は「電飾ツカラボコ」、ルミナリエの回廊をイメージした「イルミネアーチ」、植物へ水やりを行うように募金できる「植木んばこ」の3種類。中でも「電飾ツカラボコ&ツカラボキン」はトレンドが凝縮された作品だ。アニメーションの再生に、スマートフォン(多機能携帯電話)に搭載されて話題となっている基本ソフト「Android」(アンドロイド)を使用。昨年同様、ミニブログ「Twitter」(ツイッター)に自動的にお礼をつぶやく設定もされている。

 塚本研究室が募金活動を始めたのは2007年。それまでは、電飾を身にまとった学生らによるダンスパフォーマンスでルミナリエに参加していたが、資金繰りが厳しいルミナリエの存続のために自分たちの技術を生かそうと募金箱を製作。募金に協力した人や自分たちが楽しめるように、毎年募金箱に改良を加えてきた。

 メンバーの池田惇さん(工・M2)によると、一昨年はテレビにも取り上げられたこともあり100万円近くを集めたものの、昨年は47万円。「今年は最低でも100万円は集めたい」と意気込む。また、この日初お披露目となった塚本研究室のマスコットキャラクター「ツカボー」も研究室の学生らとともに募金活動にも参加する予定だ。「研究に基づいて製作したマスコットだが、子どもさんからの反応もあると思う」と池田さん。

 募金活動は12月2日から5日までと、10日から12日までの7日間。雨天時は中止する。

○学生らが企画のステージ イルミネ神戸2010×UWW2010
 塚本研究室の学生らがステージパフォーマンスや研究成果発表を行う「イルミネ神戸2010×UWW2010」が12月19日、兵庫県立美術館で行われる。昨年までルミナリエで開催されていた市民ステージが今年から廃止されるため、存続を希望する同研究室の学生らが発案。市民ステージに昨年まで出演していたパフォーマーにも呼びかけ、実現した。

 研究成果発表会は同研究室単独で行う。岡田智成さん(工・M2)は「いろんな人に来てもらうことが目的。一般の人にも(研究内容を)伝えられたら」と話す。

 入場無料。発表会は午前11時から午後3時まで。ステージは午後3時から。本企画や募金活動についての問い合わせは塚本研究室(tukalab-sec@ruby.kobe-u.ac.jp)へ。(記者=浅井淳平)

【写真】募金箱を持つ塚本研究室のメンバーとツカボー(11月29日・神戸市役所市政記者クラブで 撮影=浅井淳平)

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