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◎1年間の集大成に 吹奏楽部定期演奏会

2010年12月11日 | 公演・演劇・展示
 応援団総部吹奏楽部による定期演奏会が、12月4日に西宮市民会館アミティホール(兵庫県)で行われた。吹奏楽部にとっては1年間の中で1つの区切りとして位置づけられている今回の演奏会。1年間の集大成となる迫力ある演奏に、観客は惜しみない拍手を送った。【12月11日 神戸大NEWS NET=UNN】

 『セント・アンソニー・ヴァリエーション』から始まる第1部では、計3曲が演奏された。その中でも、七夕伝説を題材にした『星の船』は、彦星と織姫のはかない心を描いた楽曲で、観客を大いに魅了した。打って変わって第2部は、「響け神大捜査線-事件はステージで起きている-」と題し、アニメ「ルパン三世」に登場する銭形警部のマーチやテレビドラマ「相棒」や「踊る大捜査線」のテーマ曲を演奏。観客にとってもなじみのあるアップテンポな曲に、会場は大いに盛り上がった。

  部長の藤原和樹さん(法・3年)が、「1年間で最も重要な演奏会」と話す通り、この演奏会は、4年生にとって最後の演奏、そして3年生にとっても2年生へ役職を受け渡す大きな節目となる。第3部に演奏された、全4楽章からなる大曲『シンフォニエッタ~水都のスケッチ~』では思わず涙ぐむ部員もいた。「つながりを大切に」を目標にしてきた今年の1年間。日々の合奏ではできるだけ全部員が集まって行うようにしてきた。「1年間の締めくくりに相応しい演奏ができたのでは」と藤原さんは感慨深く話した。

 来年の7月2日には、尼崎総合文化センターアルカイックホール(兵庫県)で、サマーコンサートを予定している。今年で創立50周年を迎える応援団総部。藤原さんは、「50年間培われてきた伝統を守る必要はある。でも自由な発想で新しいことを積極的に取り入れてほしい」とこれから中心となって動いていく下級生らにメッセージを送った。(記者=松永さとみ)
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