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◎ 8年ぶり悲願の学生日本一だ タッチフット東西大学王座

2010年11月24日 | その他スポーツニュース
 女子タッチフットボールの大学日本一を決める第19回東西大学王座決定戦(PRINCESS BOWL)が11月23日に王子スタジアム(兵庫県)で行われた。神戸大は1回戦、慶應義塾大を7−6で下し決勝へ。決勝の相手はこれまで何度も苦杯を喫してきた武庫川女大。神戸大は14−14で迎えた第4Q3分、QB弓山(発達・2年)から主将のG田中(発達・3年)への決勝TDが決まり20−15で勝利した。8年ぶりに優勝を果たした神戸大は社会人1位と日本一をかけ、1月3日に東京ドームで行われるさくらボウルに挑む。【11月24日 神戸大NEWS NET=UNN】

 優勝が決まるとベンチの選手らも含め、涙を流し喜び合った。田中は「今まで味わったことのない気持ち。ほんまに勝てて良かった」と勝利をかみしめた。
 昨年は決勝で武庫川女大に18−20で敗北。4年生らは悔し涙を流し、後輩らへ日本一の夢を託して引退していった。「去年の東西王座が終わった後はもう絶対こんな思いをしない」(弓山)。選手誰もがその思いを胸に、悔しさを晴らすために、この一戦に臨んだ。

 試合は前半を14−7と神戸大がリードして折り返した。後半、神戸大は第4Q1分に追いつかれるも、田中の活躍でTDを奪った。しかし、TFPでまさかのインターセプトを許しエンドゾーンまで持っていかれ20−15に。試合の残り5分、攻撃権は武庫川女大と逆転の危機にたたされた。
 「昨年と同じ感じで嫌な感じがした。4年間(武庫川女大に)いいイメージを持てていなかった」と野村(発達・4年)。野村ら4年生が1年生の時から、重要な試合で何度も武庫川女大を前に悔しい思いをしてきた。
 選手らは必至の守備を展開。素早いプレッシャーでQBにパスをさせずファーストダウンを許さなかった。攻撃権を得た神戸大は時間を使い切り、20−15で優勝を決めた。
  
 試合後、今岡コーチは「今まで(8年前)とは違ってずっと強いチームという感じではなかった」とこれまでを振り返った。春の関西学生トーナメント決勝で武庫川女大に14−21で敗北、10月の優勝をかけたリーグ最終戦でも武庫川女大に27−51で大敗していた。
 そんな中、リーグ戦が終了してからチームの意識が変わった。「負ければ終わり、このままでは終われないという意識を1年生も含めチーム全体で持てた」と田中。1つ1つのプレーを大事に今まで以上の練習を積んだ。そして、東西王座出場をかけたプレーオフを制し、一回戦の慶応大戦では接戦をものにした。「ギリギリの試合に勝つことで成長していったのでは」(今岡コーチ)。

 チームの戦いはまだ終わっていない。次なる目標はさくらボウルで社会人を倒し日本一へ。田中は「今日以上の試合ができるように成長する。日本一をつかみたい」と意気込んだ。さらなる高みを目指し東京ドームに乗り込む。(記者=松本尚也、藤原里帆)

【写真】宿敵を倒し念願の優勝を喜ぶ選手ら (11月23日・王子スタジアムで 撮影=松本尚也)

●第19回東西大学王座決定戦(PRINCESS BOWL)(11月23日・王子スタジアム)
(決勝)
神戸大(関西学生2位)   0 14 0 6=20
武庫川女大(関西学生1位) 7 0 0 8=15
(1回戦)
神戸大(関西学生2位)   0 7 0 0=7
慶應義塾大(関東学生1位) 6 0 0 0=6

優秀選手
オフェンス部門
●山崎(発達・2年)
●弓山(発達・2年)
ディフェンス部門
●野村(発達・4年)

最優秀選手
●田中(発達・3年)


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