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◎初の単独公演 アポロンサマーコンサート

2011年07月15日 | 【東日本大震災】
 神戸大混声合唱団アポロンのサマーコンサートが9日に東灘区民センターうはらホールにて行われた。アポロンによる単独のサマーコンサートは初。アニメソングや中学校の歌集から選んだ曲などなじみ深い曲を中心に、見事な歌声を披露した。【7月15日 神戸大NEWS NET=UNN】

 ステージは4部構成で、なじみ深い曲から、本格的な曲など、バラエティに富んでいた。企画ステージである3rd Stageでは、ラジオの公開放送という設定で、団員2人がDJになりきり、歌の間に軽快なトークを織り交ぜながら、リスナーからのおはがきのリクエストにこたえるという形で「島唄」や「涙そうそう」などの夏の歌を披露した。知っている曲も多いだけに、観客の中には口ずさんでいた人も。最後の4th Stageでは「ルパン三世のテーマ」や「鉄腕アトム」などアニメソングを無伴奏混声合唱にアレンジされたものを演奏した。アニメソングといえども、しっかりと合唱曲として練り上げられた演奏は会場の観客を魅了し、拍手喝采で幕は閉じた。

 「このサマーコンサートは地域の方々にもっと自分たちの歌声を聴いてほしくて企画した。」と部長の鍛冶川尭さん(経済・4年)は語った。そのため地域ホールを今回の会場に選んだり、駅でビラを配布したという。初の単独サマーコンサートということで、「ステージの準備やホールの確保を自分たちだけでやらなければならず、また曲数も多くなった。」と苦労した様子であったが、「お客さんと一緒になって楽しめてよかった。この場で培った組織力を使って、12月の定期演奏会を後悔することなく成し遂げたい。」と笑顔で語ってくれた。

 息子の演奏を見に来たという夫婦は「なじみ深い曲が多くてよかった。定演も聴きにきたい。」と満足そうな様子であった。アポロンによる第49回定期演奏会は12月17日(土)神戸文化ホール大ホールで行われる。4年生としては集大成となる舞台。魅力的な演奏に期待したい。(記者=木村周平)


【写真】なじみ深い曲から本格的な曲まで、幅広く演奏された(7月9日・東灘区民センターうはらホールで 撮影=木村周平)
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