落語研究会の第47代二回生寄席が7月18日、南八幡会館で行われた。2年生による落語やお囃子、さらには普段行われない余興も披露され、会場は観客からの大きな笑いと拍手に包まれた。【7月28日 神戸大NEWS NET=UNN】
最初の演目は拡益亭湾漫さん(工・2年)による「時そば」。湾漫さんは、そばの値段をごまかそうとする男を演じた。扇子を箸にみたててそばを食べるシーンもあった。続いての演目は甲家乙鞠さん(法・2年)による「餅屋問答」。休憩をはさんでからは、二回生お囃子部隊による息の合ったお囃子が演奏された。そして、トリを務めたのはみなと家さんごさん(理・2年)。顔を洗う水である手水にまつわる滑稽なやり取りが中心の「手水廻し」を演じた。
2回生寄席のコンセプトは「何でもアリ」。演目の合間にはコント、漫才やけん玉などの余興で観客を沸かせた。部員の友人である男性は「落語やお囃子だけでなく、コントなども全部おもしろかった」と満足そうに話した。
寄席を終えた湾漫さんは「本来落語の場にけん玉などを持ち込んではならないが、2回生寄席は何でもアリのスタイルでやっている。お客さんにも友人や知り合いを多く招待しているので、受けがよい」と語った。(記者=石橋雄大)